スバルはなぜMTを捨てないのか? 2027年までに登場、次期『WRX』『BRZ』「新型スポーツハッチ」の姿とは

スバル WRX STI 次期型の予想CG全 7 枚

世界的な電動化の流れを受け、多くの自動車メーカーがマニュアルトランスミッション(MT)車のラインアップを縮小している。いっぽう、スバルMTを維持し、2027年までに3車種のMT搭載スポーツモデルを投入する計画を明らかにした。

【画像】スバル WRX STI 次期型の予想CG

投入が予定されているのは、次期『WRX』、新型『BRZ』、そして新たな5ドアスポーツハッチバックだ。電動化を進めながらも、「運転する楽しさ」を重視するというスバルの姿勢を示した。

スバルは、ブランドの価値として「ドライバーとの一体感」を重視してきた。水平対向エンジンとシンメトリカルAWDが生み出す走行性能はスバルの特徴であり、その魅力をより直接的に味わえるMTは、ブランドを象徴する装備の一つと位置付けられている。

特に北米市場では、WRXのMT仕様への支持が現在も根強い。「自ら操る楽しさ」を求めるユーザーの存在も、MTを継続する理由の一つとみられる。

スバル WRX STI 次期型の予想CG

◆次期WRXは電動化とMTの両立に注目

3車種の中で最も注目されるのが次期WRXだ。

現行モデルは2.4L水平対向ターボエンジンを搭載するが、次世代モデルでは電動化が進むとの見方がある。いっぽうで、スバルはMT仕様を維持する方針を示しており、どのようなパワートレインとの組み合わせになるかが注目される。

現時点で詳細な仕様は公表されておらず、ハイブリッドシステムとの組み合わせなども明らかになっていない。電動化と「操る楽しさ」をどのように両立させるのかが焦点となりそうだ。

スバル WRX STI 次期型の予想CG

◆新型BRZもMT仕様を継続へ

新型BRZも開発が進められており、MT仕様は継続される見通しだ。

FRレイアウト、水平対向エンジン、MTという組み合わせはBRZの大きな特徴であり、次世代モデルでもそのキャラクターが受け継がれる可能性が高いとみられる。

一部では「最後の純ガソリン水平対向スポーツカーになる可能性がある」との見方もあり、世界のスポーツカーファンから注目を集めている。

スバル BRZ 現行(北米仕様)

◆新たな5ドアスポーツハッチバックも計画

スバルは、新たな5ドアスポーツハッチバックの投入も計画している。

車名や詳細な仕様は明らかにされていないが、手頃な価格で楽しめるスポーツモデルとして投入される予定だ。かつての『インプレッサWRX』ハッチバックを思わせるモデルとなるのか、それとも新たなコンセプトを採用するのか、今後の発表が注目される。

スバル MTモデルのティザーイメージ

◆電動化時代でもMTを継続

欧州を中心にMT車は減少傾向が続き、多くのメーカーが電動化へ軸足を移している。その中でスバルは、MTを維持する方針を打ち出した。

販売面ではMTは主流とは言えないものの、「運転する楽しさ」をブランド価値として維持することは、他メーカーとの差別化につながる戦略といえる。

2027年までに計画されている3車種が投入されれば、スバルは電動化時代においてもMT車を積極的に展開する、数少ないメーカーとして存在感を高めることになりそうだ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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