今後5年で労働時間の3割が自動化、AIに仕事を奪われる10の職業と生き抜くためのスキル(Forbes JAPAN)

米コンサルティング大手のマッキンゼー&カンパニーは、2030年までに米国の労働時間の30%が自動化されると予測しており、企業の最高経営責任者(CEO)らはすでに採用戦略を調整している。 あなたに欠けているスキルは何だろうか。また、2030年までキャリアの維持に貢献するスキルは何だろうか。人工知能(AI)に取って代わられる10の職業と、AIには真似できない4つのスキルを以下に紹介する。もし自分の仕事が淘汰されそうであれば、今後5年間でどのように方向転換し、替えのきかない存在になるにはどうしたらいいのかを学ぼう。 ■AIに取って代わられる職業で生き残るには 統計によると、AIは3億人分の仕事を担うようになり、世界の企業の41%が2030年までに従業員の削減を計画している。マッキンゼーのレポートによると、生成型AIの浸透により自動化される労働時間は全体で約30%に達する見込みだという。 キャリア支援サービスを提供するLiveCareerUK(ライブキャリアUK)は、AIが行うようになる仕事についてのレポートをこのほど発表し、2030年までにAIに取って代わられる可能性の高い10の職業を掲載している。もし、あなたの職業がこのリストに載っているなら、専門家は以下のような方向転換を提案している。 1. データ入力係 方向転換の方法:データ分析やデータ管理のスキルを身につける。エクセルやSQL、Python(パイソン)を学び、データをただ打ち込むだけでなく、データを解釈して行動につなげる職務にシフトする。 2. テレマーケティング担当者 方向転換の方法:デジタルマーケティングやカスタマーサクセスのスキルを身につける。CRMツールやSNSエンゲージメント、営業戦略のスキルを習得し、人間中心の営業職で価値を発揮できるようにする。 3. 基本的なカスタマーサービス担当者 方向転換の方法:テクニカルサポートやカスタマーサクセスのスキルを身につける。共感や専門知識、関係構築を必要とする、より複雑な問題解決の職務にフォーカスする。 4. 小売店のレジ係 方向転換の方法:リテールマネジメントやサプライチェーンオペレーションに関するスキルを身につける。小売業のエコシステムにおける戦略的思考やリーダーシップ、技術的ノウハウを必要とする分野に移行する。 5. 校正・編集者 方向転換の方法:コンテンツ戦略やデジタルマーケティングのスキルを身につける。ブランドのストーリーテリングやSEO(検索エンジン最適化)、キャンペーン企画など、より複雑な業務で文章能力を生かす。 6. パラリーガルと弁護士助手 方向転換の方法:リーガルテックやコンプライアンス、訴訟サポートのスキルを身につける。AIや自動化ツール、法律と融合しているテックを積極的に活用している分野で、法律の知識を応用する。 7. 簿記係 方向転換の方法:財務分析やアドバイザリー業務のスキルを身につける。基本的な数字の把握にとどまらず、企業の行動につながる戦略的な洞察を提供できるようになる。 8. ファーストフードやレストランの接客係 方向転換の方法:料理分野におけるイノベーションや、レストラン経営のスキルを身につける。たとえロボットがハンバーガーを作るようになっても、創造性やリーダーシップ、オペレーションの知識に対しては常に需要がある。

Forbes JAPAN
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