ダイモンＣＥＯ、ＪＰモルガン引退は「数年先」－取締役会の判断次第

ＪＰモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者（ＣＥＯ）は、自身の退任時期について「数年先だ」とした上で、最終的には取締役会が決定すると述べた。

　　「それは神と取締役会次第だ」とダイモン氏（69）は２日に放送されたＦＯＸビジネスとの録画インタビューで発言。「私はこの仕事が大好きだ」と話した。

　　ダイモン氏の退任時期および後継者を巡る問題は何年もの間、ＪＰモルガンにとって懸案となってきた。同氏はかつてこの質問をされる度に、引退は５年先だと冗談めかして答えていたが、最近はその返答を控えている。ＪＰモルガンは2024年にダイモン氏の報酬を3900万ドル（約55億7000万円）に引き上げた。同行は同年に、米銀行史上最高となる年間利益の自己記録を塗り替えた。

　　広範なトピックに及んだ今回のインタビューで、ダイモン氏は米債券市場での混乱は避けられないとする自身の最近の見解を改めて述べた。ただし、それが起こる時期についての具体的な予測は示さなかった。

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原題：Dimon Says His Retirement From JPMorgan Is ‘Several Years Away’（抜粋）