OPECプラス、予定通り4月に増産へ 22年以来初めて
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要な産油国で構成する「OPECプラス」は3月3日、予定通り4月に増産を実施することを決定したと発表した。写真はOPECのロゴ。2024年11月、アゼルバイジャンのバクーで撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[ロンドン 3日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要な産油国で構成する「OPECプラス」は3日、予定通り4月に増産を実施することを決定したと発表した。トランプ米大統領がOPECとサウジアラビアに対し、価格引き下げを求める圧力を再び強めていた。
増産は2022年以来初めて。3日の原油先物価格は約2%下落した。 もっと見る
OPECによると、OPECプラス加盟国のうち、直近の減産を実施している8カ国が3日にオンライン会合を開き、4月の増産を進めることで合意した。ロイターの計算によれば、増産量は日量13万8000バレル。
OPECは「この段階的な増産は市場の状況に応じて一時停止または撤回される可能性がある」と説明。「この柔軟性により、OPECは引き続き石油市場の安定を支えることができる」とした。
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