「すき家」“衛生対策”で全店一時閉店 異物混入相次ぎ…スタッフには清掃指示も

2025年3月31日 20:31

商品への異物混入が相次いでいる、牛丼チェーンの「すき家」。31日から丸4日、「衛生対策のため」全ての店舗で一時閉店となりました。スタッフには閉店中に店舗を清掃するよう指示も出ていると言います。31日、東京都内では――宮崎宣行・日本テレビ「こちらの店舗、閉まってますね」「除菌アルコールと布巾があります。掃除しているのでしょうか。除菌アルコー…あ、見てる人がいる」店舗の張り紙を見る男性の姿…話を聞いてみると――様子を見に来た人(60代)

「やっぱり休みなんだなと。みそ汁の中にネズミはあり得ないなと」

週4回利用(70代)「味がうまかったから信用してた」「もう信用できねえ」“安全でおいしい「食」を手軽な価格で”。牛丼チェーン最大手、「すき家」。31日から“全店一時閉店”になります。閉店期間は4月4日の午前9時までの丸4日。理由は、相次ぐ“異物混入”です。今年1月21日には、鳥取の店舗でみそ汁にネズミが混入。冷蔵庫のゴムパッキンの“ひび割れ”から侵入した可能性が高いといいます。すき家は混入が分かったその日のうちに、再発防止策を全店舗に指示しました。

関東地方にある店舗のスタッフに送られた「緊急指示」では――

「商品提供時は必ず異物がないかを目視確認」“何の異物”が混入したのかなどの説明はなく、これだけが送られてきたといいます。さらに、28日には都内の店舗でテイクアウトした商品にゴキブリが混入していたことが明らかになっています。

海外でも話題になっているようで――

チリから「チリのニュースで見たんだ」「本当に閉まってるのか確認しにきたら閉まってるじゃないか。張り紙もあるし」山本敦也・札幌テレビ「こちら札幌市内の店舗です。ブラインドが閉められ店の中に客の姿はありません」北海道から沖縄まで――田村彩乃・日本テレビ「こちらの店舗は内側から幕が張られて、中の様子を見ることはできません」

全国およそ1970店舗が一時“一斉閉店”。

週1~2回利用(19)「閉店してるので何も食えない」「他の店に行ってきます」閉店期間で害虫・害獣の外部からの侵入と、内部での生息・発生を撲滅するための対策を行うということです。関東地方にある店舗のスタッフによりますと、閉店が伝えられたのは30日のこと。勤務のシフトを維持して、閉店期間の4月4日まで店舗を掃除するように伝えられたといいます。柿沢涼美・日本テレビ「中に店員さんいますね。トレーのようなものを、マスクをして手袋をして作業しているようです」宮崎宣行・日本テレビ「こちらの店舗では従業員の方が掃除をしています。隅々まで掃除しています」渡されたというのが「対策チェックリスト」です。

その内容は――

対策チェックリスト「ガス・水道 隙間・穴はないか」「扉・窓 隙間・穴はないか」さらに――対策チェックリスト「粗大ごみは放置されていないか」「殺虫機の電球切れはないか」「捕虫機の電球切れはないか」チェック項目は店内・店外で合わせて「29」あるということです。信頼回復につながるのか。すき家は「多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます」としています。

(3月31日放送『news every.』より)

最終更新日:2025年3月31日 20:31

関連記事: