ワークマンの数ある「冷たい靴下」で本当に冷たいのはどれ? 試してみたら頭1つ抜けてるやつがいた!!

早いもので気づいたら1年の半分が終わろうとしている。ちょっと前まで寒かったような気もするが、季節は一気に変わって梅雨へ。夏の雰囲気も顔を覗かせているから、すでに半袖をタンスから引っ張り出した人もいることだろう。

んで、そんなこれからの時期の相棒となるのがヒンヤリタイプの製品。上下はもちろん、靴下にも気を配りたいところだが、とにかく種類豊富なのがワークマンだ。

こういうのも、何気なくワークマンへ行って靴下を調査したところ思っていたより種類が多くてビビった経緯がある。

ヒンヤリはヒンヤリだし、どのメーカーも1〜2種類くらいだろうと思っていたら、ワークマンはざっと見ただけでも5種類以上は当たり前のようにあったのだ。

こんだけあって、一体どれが本当に冷たいの? そう疑問に思ったことで、冷たさをアピってる以下の3タイプを厳選して買ってみた。

「シン・呼吸する靴下」 「XYLIEFFECT」

「まるで避暑地靴下」

すべて先丸、3足組、それから価格も580円である。なお「シン・呼吸する靴下」には通気性のいいメッシュタイプが780円で売られていたが、あえて同じ価格のもので比べてみることにした。

まずは「シン・呼吸する靴下」から試してみよう。ちなみに「シン」はシリーズもので、これまでにインナー下着なども売られている。

夏用のインナーに関してはサラッとしている印象のある同シリーズだけに、靴下も吸放湿性、抗菌防臭といった機能つき。あとムレにくいを実現しているらしい。

そのシンを実際に履いてみると、なかなかに快適で意外にヒンヤリしているように感じる。タイプとしては肌触り重視といったところか。

サラッとしていて着脱しやすく、靴下のまま床を歩くとスイッ〜と滑れそう。キンキンに冷えてるとまでは感じなかったものの、夏の戦力として十分活躍してくれるだろう。

まぁこんなところかな……とも思ったのだが、素材とかでヒンヤリの振り幅は変わってくるらしい。というのも、次に試した商品は……

「XYLIEFFECT」で、名前からもなんとなく分かるようにキシリトール加工がされているのだ。

それに加えてつま先に吸汗速乾糸使用、さらには通気性のある部分パイルとあって、かなりヒンヤリしてそう。文字を見た感じ、先ほどの「シン」よりも期待できそうな感じがする。

期待しつつ履いてみると、シンよりヒンヤリした……のだが、冷たい波が一気に押し寄せたのは履いた瞬間、それから靴を脱いだあと。どうやら、履いているときまでずっとヒンヤリしているワケじゃないようだ。

とはいえ、瞬間的なヒンヤリがあるのは確か。なんというか、接触冷感のシャツとかを触ったときのようなあの感じが靴下で味えた。

ちなみに靴下としては他に比べてやや厚め。履いてしまえば厚さは全く気にならなかったものの、夏本番とかになるとどうなるかは分からない。

ここまでだとやや「XYLIEFFECT」がヒンヤリするかなって感じ。やはり同じ靴下、劇的すぎる差があるワケじゃないのか……と思いきや!

頭1つ抜けてヒンヤリを実感したのがいた。そう……

「まるで避暑地靴下」である!

名前といい、「冷たい靴下はじめました」と書いてあるところといい、強調というかネタ商品みたいな側面もあるかと思ったら、これがなかなかどうしてスゴかった。

接触冷感機能がついているのは当然として、糸に「W冷感設計」が施されていて、靴下を触った時点で「おっ!」と思うほど冷たさを感じる。履いてもヒンヤリ! 脱いでもヒンヤリ!

「XYLIEFFECT」同様さすがに履いている最中まではヒンヤリをあまり実感できなかったものの、靴やスリッパなどを着脱したときにはしっかりとした冷たさを感じた。

そして洗濯後に触って思い出したのが水で濡らして振ると冷たくなるタオルの存在だ。それと似た感覚があったから、仕組み的には似ているのだろうか。

とにかく、今回試してみた3種類の中ではこれがもっともヒンヤリしていた。冷感のインナーやクールタオルを思い出したから、夏本番でも活躍してくれそう。

なお、どの靴下も洗って何度か使ったところで、カカト部分がズルズル落ちてくるなんてこともないし不自由なく使えている。

一般的な靴下と比べたら明らかにヒンヤリしているし、値段も1つあたり200円以下とリーズナブル。夏に履きやすい靴下だと言えるから、これからの時期の参考になれば幸いだ。

参考リンク:ワークマン 執筆:原田たかし Photo:RocketNews24.

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