話題株ピックアップ【昼刊】:寺崎電気、PAコンサル、サイバー

寺崎電気 <日足> 「株探」多機能チャートより
■寺崎電気産業 <6637>  2,658円  +492 円 (+22.7%)  11:30現在  寺崎電気産業<6637>が大幅高となっている。同社は15日取引終了後、25年3月期通期の連結決算を発表。営業利益は前の期比14.2%増の56億1800万円で着地した。また、期末配当を従来計画比9円増額の30円とし、これにより中間配当10円とあわせた年間配当は40円(前の期は36円)となる。26年3月期通期の連結業績予想については、世界経済の先行きは不透明なものの、船舶用システム製品が総じて堅調に推移すると予測。営業利益の見通しは前期比1.5%増の57億円とし、年間配当計画は前期比3円増配の43円(中間配当20円、期末配当23円)としている。

■PAコンサル <4071>  1,937円  +341 円 (+21.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ

 プラスアルファ・コンサルティング<4071>は急反発。15日取引終了後に24年10月~25年3月期連結決算を発表。売上高は前年同期比26.5%増の81億7800万円、営業利益は同28.9%増の27億9200万円だった。人事管理システム「タレントパレット」などを手掛ける主力のHRソリューション事業が大きく伸びた。これが好感されている。

■アルファポリス <9467>  1,586円  +278 円 (+21.3%) 一時ストップ高   11:30現在

 アルファポリス<9467>が急反発し、年初来高値を更新した。同社は15日取引終了後、26年3月期通期の単独業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比14.8%増の37億円としていることや、期末一括配当計画を前期比10円増配の24円としていることが好感されているようだ。売上高は同17.5%増の160億円となる見通し。今期の書籍の刊行点数を787点(前期比21点増)と計画しているほか、好調に推移している電子書籍の販売体制強化やアニメ化による原作書籍の販売促進効果などによる電子書籍の更なる売り上げ拡大を見込んでいる。

■ブシロード <7803>  637円  +100 円 (+18.6%) ストップ高   11:30現在

 ブシロード<7803>はストップ高。15日取引終了後、25年6月期連結業績予想について売上高を510億円から535億円(前期比15.6%増)へ、営業利益を30億円から41億5000万円(同4.7倍)へ上方修正すると発表した。引き続きエンターテイメント事業が順調に推移しているため。配当予想は従来予想を据え置いた。業績上方修正を好感した買いが集まっている。あわせて株主優待制度の拡充を発表しており、これも好感されている。現行では12月末を基準日に、保有株数に応じてブシロードオンラインストアで利用できるポイントを付与している。変更後は現行の優待に加え、新たに6月末・12月末を基準日にブシロードグループ主催の有料イベントへの招待(抽選)を優待内容として追加する。今年6月から変更を適用する。

■日本精機 <7287>  1,371円  +199 円 (+17.0%)  11:30現在

 15日に決算を発表。「今期最終は31%増益、30円増配へ」が好感された。

 日本精機 <7287> [東証S] が5月15日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期の連結最終利益は前の期比15.5%増の61.2億円に伸び、26年3月期も前期比30.7%増の80億円に拡大する見通しとなった。5期連続増収、3期連続増益になる。

  ⇒⇒日本精機の詳しい業績推移表を見る  同時に発表した「3.48%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。  発行済み株式数(自社株を除く)の3.48%にあたる200万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から26年3月31日まで。

■コプロHD <7059>  2,011円  +275 円 (+15.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位

 15日に決算を発表。「今期経常は36%増で3期連続最高益、20円増配へ」が好感された。

 コプロ・ホールディングス <7059> [東証P] が5月15日大引け後(16:40)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比25.9%増の27.8億円に伸び、26年3月期も前期比36.5%増の38億円に拡大を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。10期連続増収、3期連続増益になる。

  ⇒⇒コプロHDの詳しい業績推移表を見る

■サイバーエージェント <4751>  1,401円  +174.5 円 (+14.2%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位

 サイバーエージェント<4751>が急反発し、年初来高値を更新した。15日の取引終了後、25年9月期第2四半期累計(24年10月~25年3月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比3.4%増の4212億1400万円、経常利益は同8.0%増の291億7800万円、最終利益は同74.2%増の158億6300万円となった。経常利益の通期計画に対する進捗率は約69%と高水準で、業績の上振れを期待した買いを誘ったようだ。メディア&IP事業では「ABEMA」の視聴状況が好調で広告事業の収益も拡大した。あわせて同社は子会社のCyberOwlで発覚した不適切な会計処理に関連して、過去の決算短信の訂正について開示している。

■ワンキャリア <4377>  2,236円  +277 円 (+14.1%)  11:30現在

 15日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は54%増益で着地」が好感された。

 ワンキャリア <4377> [東証G] が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比54.2%増の3.3億円に拡大し、通期計画の18.5億円に対する進捗率は3年平均の11.9%を上回る17.9%に達した。

  ⇒⇒ワンキャリアの詳しい業績推移表を見る

■クリアル <2998>  6,270円  +760 円 (+13.8%)  11:30現在

 15日に決算を発表。「今期経常は37%増で5期連続最高益、実質増配へ」が好感された。

 クリアル <2998> [東証G] が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比94.5%増の18.3億円に伸び、従来予想の15億円を上回って着地。26年3月期も前期比36.6%増の25億円に拡大を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増益になる。

  ⇒⇒クリアルの詳しい業績推移表を見る  同時に発表した「1→5の株式分割を実施」も買い材料。  9月30日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施。

■クレディセゾン <8253>  3,823円  +403 円 (+11.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位

 15日に決算を発表。「前期最終が上振れ着地・今期は2%増益、前期配当を10円増額・今期は10円増配へ」が好感された。

 クレディセゾン <8253> [東証P] が5月15日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期の連結最終利益は前の期比9.0%減の663億円になったが、従来予想の550億円を上回って着地。26年3月期は前期比1.7%増の675億円に伸びる見通しとなった。同時に、前期の年間配当を110円→120円(前の期は105円)に増額し、今期も前期比10円増の130円に増配する方針とした。

  ⇒⇒クレディセゾンの詳しい業績推移表を見る  同時に発表した「6.7%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。  発行済み株式数(自社株を除く)の6.7%にあたる1000万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から12月31日まで。

■eWeLL <5038>  2,373円  +216 円 (+10.0%)  11:30現在

 15日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は62%増益で着地」が好感された。

 eWeLL <5038> [東証G] が5月15日大引け後(15:31)に決算を発表。25年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比61.5%増の3.7億円に拡大し、1-6月期(上期)計画の6.8億円に対する進捗率は55.2%に達し、さらに前年同期の44.2%も上回った。

  ⇒⇒eWeLLの詳しい業績推移表を見る

■dely <299A>  1,635円  +145 円 (+9.7%)  11:30現在

 dely<299A>が上げ足を加速し最高値圏を快走。国内最大級の料理動画サービスである「クラシル」を運営しており、マーケティング支援「クラシルリワード」や人材採用サービス「クラシルジョブ」などを複合的に展開し、業績成長路線をまい進している。ポイントサービスの育成に傾注している点は注目材料。クラシルリワードでは「ポイ活」サービスを展開し、販売促進を狙う小売関連企業が同社に運用費とポイント原資を支払い、消費者がそのポイントを活用して購入コストを引き下げることができる仕組みとなっており、利用者数が急増傾向にある。26年3月期は売上高が前期比31%増の171億4000万円、営業利益は同27%増の33億7400万円予想と、いずれも過去最高を大幅更新することが見込まれている。

■ゼロ <9028>  3,050円  +270 円 (+9.7%)  11:30現在

 15日に決算を発表。「今期最終を29%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も31円増額」が好感された。

 ゼロ <9028> [東証S] が5月15日大引け後(17:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年6月期第3四半期累計(24年7月-25年3月)の連結最終利益は前年同期比84.3%増の54.5億円に拡大した。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の107.4円→138.4円(前期は61.4円)に増額修正した。

  ⇒⇒ゼロの詳しい業績推移表を見る

■東鉄工業 <1835>  3,500円  +285 円 (+8.9%)  11:30現在

 15日に決算を発表。「今期経常は3%増で2期連続最高益、前期配当を35円増額・今期は5円増配へ」が好感された。

 東鉄工業 <1835> [東証P] が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比32.5%増の160億円に拡大し、26年3月期も前期比2.9%増の165億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を100円→135円(前の期は97円)に増額し、今期も前期比5円増の140円に増配する方針とした。

  ⇒⇒東鉄工業の詳しい業績推移表を見る

■ヤマシンフィルタ <6240>  608円  +46 円 (+8.2%)  11:30現在

 15日に決算を発表。「今期経常は3%増で2期連続最高益、4円増配へ」が好感された。

 ヤマシンフィルタ <6240> [東証P] が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比88.6%増の26.6億円に拡大し、26年3月期も前期比3.0%増の27.5億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増益になる。

  ⇒⇒ヤマシンフィルタの詳しい業績推移表を見る  同時に発表した「3.0%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。  発行済み株式数(自社株を除く)の3.0%にあたる213万0100株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から7月25日まで。発行済株式総数の1.5%に相当する数を超える自己株式の全株を8月29日付で消却する。

■ヤマノホールディングス <7571>  91円  +30 円 (+49.2%) ストップ高   11:30現在

 ヤマノホールディングス<7571>がストップ高の水準となる前営業日比30円高の91円に買われ、年初来高値を更新した。15日の取引終了後、25年3月期の連結決算発表にあわせ、26年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比3.1%増の144億円を予想。最終利益は3億2000万円と前期の4100万円から7倍超の大幅増益を見込んでおり、材料視されたようだ。今期は事業ポートフォリオの最適化に向け、買収企業と既存事業のシナジー創出を図る方針。また、古着売買事業を展開するニューヨークジョーエクスチェンジ(東京都世田谷区)の株式を取得し、完全子会社化することも発表。リユース関連で事業拡大を狙う。

■スマイルHD <7084>  1,628円  +300 円 (+22.6%) ストップ高   11:30現在

 Smile Holdings<7084>が切り返し急。15日の取引終了後、株主優待制度の導入を発表し、好感されたようだ。300株以上を6カ月以上継続保有する株主を対象に、9月末日と3月末日を基準日として、デジタルギフト7500円分を年2回贈呈する。初回の25年9月末日基準日に関しては、保有期間の条件は付けない。あわせて26年3月期の業績予想も公表。売上高は前期比1.1%増の138億円、経常利益は同10.6%減の3億7000万円、最終利益は同65.0%増の2億5000万円を見込む。配当予想は中間と期末でそれぞれ47円50銭、年間では前期の期末一括配当と同じ95円とした。

■ピアラ <7044>  470円  +80 円 (+20.5%) ストップ高買い気配   11:30現在

 ピアラ<7044>に物色人気集中、80円高は470円でストップ高カイ気配に張り付く状況となっている。美容や健康食品領域に特化したeコマースの販促支援事業を展開しており、商品開発及びブランディングに始まり顧客の囲い込みまで一気通貫で対応し、足もとトップラインの拡大が著しい。24年12月期の売上高は前の期比5割近い伸びを達成したが、25年12月期についても前期比18%増収の159億3600万円を見込み、営業損益も1億6100万円と念願の黒字化を果たす見通しにある。そうしたなか、15日取引終了後に発表した25年1~3月期決算では、売上高が前年同期比51%増の44億5600万円と急増しており、通期予想に対する進捗率も28%と順調。更に株主優待制度の新設を発表しており、その内容は毎年6月末と12月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に1万8000円分(年間合計で3万6000円分)のデジタルギフトを贈呈するというもので、これが投資マネーの琴線に触れた。株価は気配値のまま年初来高値圏に突入しているが、依然として400円台で値ごろ感があり、個人投資家を中心とした短期資金の旺盛な買い意欲が反映されている。 ●ストップ高銘柄

 メドピア <6095>  648円  +100 円 (+18.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

 L is B <145A>  732円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   11:30現在  など、13銘柄 ●ストップ安銘柄

 Schoo <264A>  1,296円  -400 円 (-23.6%) ストップ安売り気配   11:30現在

 データセクション <3905>  814円  -150 円 (-15.6%) ストップ安売り気配   11:30現在  エニマインド <5027>  616円  -150 円 (-19.6%) ストップ安売り気配   11:30現在  以上、3銘柄 株探ニュース

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