中国証券大手、市場安定化へ協調 企業も株買い支え

上海証券取引所によると、中国の大手証券会社は、貿易戦争の激化を受けて国内市場が動揺する中、協調して株価の安定に貢献することを約束した。また、上場企業の多くが株式購入計画を発表した。上海の金融地区で4月撮影(2025年 ロイター/Go Nakamura)

[上海/シンガポール 9日 ロイター] - 上海証券取引所によると、中国の大手証券会社は、貿易戦争の激化を受けて国内市場が動揺する中、協調して株価の安定に貢献することを約束した。また、上場企業の多くが株式購入計画を発表した。

上海証取は8日遅く、証券会社10社との会議を開催し、外的ショックに直面する市場を安定させることの重要性を強調したことを明らかにした。中信証券(600030.SS), opens new tab、東方証券(600958.SS), opens new tab、興業証券(601377.SS), opens new tabなど参加した証券会社は、中国の成長見通しについて楽観的な見方を示し、市場を安定させることを誓ったという。

さらに、今週6カ月ぶりの安値に落ち込んだ市場の信頼感を高めるため、100社以上の中国の上場企業が株式購入や自社株買いに関する発表を行った。中央政府が管理する20社以上の上場企業も、国家資産規制当局の指導の下、自社株買い計画を明らかにした。

トランプ米政権による104%の対中関税は9日に発動された。

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