自動車のため農産品犠牲にしない、自民党決議は当然=赤沢再生相
赤沢亮正経済再生相は28日、2度目の日米関税協議に関して、自動車のために日本の農林水産業を犠牲にすることは考えていないと明言した。写真は記者団の取材に応じる赤沢再生相。東京・羽田空港で18日撮影。(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 28日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は28日、2度目の日米関税協議に関して、自動車のために日本の農林水産業を犠牲にすることは考えていないと明言した。
自民党の森山裕幹事長らは25日、米国産のコメ輸入を念頭に自動車のために日本の農産品が犠牲になってはならないとの決議書を江藤拓農水相に提出した。赤沢再生相は「決議については重く受け止める。当然の決議と考えている」と語った。
内閣府で記者団に述べた。
日米交渉ではトランプ政権の相互関税など「一連の関税措置の撤廃を強く求めるポジションに変わりはない」と強調。「関税以外に投資や経済的措置で折り合えないか探る」と述べた。
訪米スケジュールについては、30日に訪米し、5月2日に帰国する日程を考えており、詳細は調整中とした。
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