毎晩の充電ルーティンに「バックアップ」を追加。使い方、想像以上にシンプルでした
普段どおり充電するだけでバックアップも。
スマートフォンにいろんなデータを集約していると起こるのが、容量不足。月額制のクラウドサービスなんかもありますが、そうすると毎月コストがかかってしまうんですよね。
そこで気になるのが、スマートフォンのバックアップのためのガジェット、Maktar「Qubii Power」。SDカードを充電器にセットできるから、充電しながらバックアップができるんです。
スマートフォンのバックアップをシンプルにできる「Qubii Power」
Maktar 「Qubii Power」 1万6,800円(税込)このMaktar「Qubii Power」は、1月上旬に一般発売が開始された新しいアイテムです。昨年の夏クラウドファンディング開始に先立ち実物を見させてもらったときから印象的なのが、デジタルネイティブな人にもそうでない人にも使いやすいシンプルさ。
上から、microSD、USB type C本体は充電器とSDカードリーダーが一体になったつくり。本体にmicroSDを挿入しコンセントに繋いだうえで、専用アプリ「Qubii Pro」(iOS、Android対応)を入れたスマートフォンをケーブルで繋ぐと、アプリ上でデータを見ることができます。
はじめて使う時は、まず専用アプリをスマホにダウンロード。画像のアクセス権や通知など簡単な初期設定を終えると、アプリのトップ画面が表示されました。そして「バックアップ」を押すと、早速バックアップがスタートします。こんなに簡単にできるとは手軽でありがたい。
そのほか、Qubii Proで充電するだけでもバックアップが自動で開始。毎晩のルーティーン=スマートフォン充電に、バックアップを手軽に取り入れられました。
バックアップフォルダは日付ごとに整理される
実際にバックアップした画像はこんな感じ。日付ごとに仕分けられているのでとても見やすくなっています。
しかも、バックアップした画像は非圧縮。バックアップした画像も、高画質のまま残すことができます。ひと昔前のバックアップ用デバイスで「大切な画像が圧縮されて画質が悪くなってしまった」なんて経験もあるわたしにとっては、これはかなり嬉しいポイント。スマートフォンの写真って、後になって見ると大切な写真ばかりなので…。
そして、繰り返しバックアップしてもデータの重複なし。スマートフォンの写真フォルダを丸ごとバックアップしておけるので、後から整頓する手間がありません。
SDカードでデータ管理するのも一つの手かも
「SDロック機能」の画面SDカードにバックアップをするというと不安なのが、データをモノとして持つということ。セキュリティ面やデータの安定性で不安要素となりうる部分も、しっかりと対策がされています。
Qubii Powerは「SDカードチェック」という技術で、SDカードが初めて挿入された時に安全や品質をチェック。安定して使用できるものかどうか確認してくれます。さらに、セキュリティ面で頼もしいのが「SDロック機能」。これをアプリのトップ画面上部からオンにすることで、ロックをかけたスマートフォン以外ではmicroSDの読み取りができなくなります。これなら万が一の盗難、紛失の対策もできて安心です。この2つは特許取得した技術とあって心強い。
ちなみに、バックアップデータはmicroSD内のみに保存される仕組み。サーバーなどにアップロードされないこの仕組みは、SDカードでバックアップするからこそのメリットに感じました。
このQubii Powerは、はじめに1万6,800円(税込)かかってしまうものの、バックアップできるデータはもちろん無制限。アプリ上での課金もありません。データのバックアップ自体はmicroSDが担っていて、Qubii PowerがSDカードリーダーとして働いてくれているためです。
使い続けてデータが増えるとmicroSD自体を買い足していく必要があるので、はじめから大きめな容量のSDカードを買うのがいいかもしれません。その方が紛失のリスクも減らせますよ。
バックアップを毎日のルーティーンに組み込めた
Maktarの「Qubii Power」は、小難しい操作なしにシンプルにバックアップができる優れもの。バックアップはクラウドのほかパソコンにデータを逃す方法もありますが、これならパソコンのデータをひっ迫することもないし、アプリ操作だからとても簡単に感じました。
今回はMaktarに提供いただき「Qubii Power」を1週間ほど実際に使ってみたのですが、会うたび「スマートフォンの容量が足りない」と言っている家族にもプレゼントしようと思います。これなら充電のたびバックアップされるから宝の持ち腐れにならないしね。
Source: Maktar, Photo: mio