松居一代 父、母に続き2つ違いの妹を亡くす「母と同じように検死が必要に…」

 タレントで投資家の松居一代が11日までに自身のユーチューブチャンネルを更新。家族が次々と亡くなり、ショックを受けたことを明かした。

 松居の父は2021年に94歳で他界。大往生であることから、松居は「お父ちゃんとはたくさん話ができたんですよ。三途の川に誰が迎えに来てくれるんだろうね、とか」と笑顔で語った。

 ところが、その葬儀で問題が起きた。長女でありながら、葬儀では最後列に通されたそうで「ビックリして言葉が出ませんでした。席がないのか…」と回想。それでも着席し「いいこともありました。一番うしろの席なので、お父ちゃんの写真、撮り放題でした。パチパチパチって」と気持ちを切り替えたという。

 父の死去から約1年後、松居のもとに滋賀県の刑事から1本の電話が…。「お母さんを霊安室に預かっています」「家族は誰も来ていません」という内容だった。

 遺体の状況から事件か事故かわからないため、検死を行うという。松居は荷物をまとめてバスに飛び乗り、検死に立ち会ったという。

「霊安室のドアを開けたら、血まみれの母がいました。母の髪は真っ白なんですが、血で真っ赤になっていました。母は裸でビニールシートにくるまっていました。血だらけの顔、髪…私は触って涙しか流れなかったですよ」

 検死の結果は事故。松居いわく「母は転んで頭をぶつけて、その時に(頭が)かなり切れてしまった。助けを求めるために、母は這って出口に向かっていたんですけど、力尽きて、最後は凍死。真冬でしたので」。

 その後、発生したのが相続問題だ。松居には2つ違いの妹がおり、遺産をめぐる協議が行われたという。

「私は幸せなことに、打ち出の小槌でも持っているのかな?というくらい、お金がどんどんどんどん生まれるんです。増え続ける人生。相続の大半は不動産なんですが、すべてを妹夫婦にあげようと、弁護士に伝えて送った」

 ところが、雲行きが怪しくなってくる。「(相続に)丸2年かかったんです。相続の話をしているのに、いつの間にか私にお金の請求が始まっていきました。あれこれ理由をつけて、お金の請求が毎月きました。それを見るたび、悲しくて…」

 妹夫婦とのその後のやりとりは詳細を伏せたが、松居によると「今年の正月の目の前、妹たちとは話し合いのピリオドを打ちました」という。

 それから2か月後。再び衝撃ニュースが松居を襲う。

「私のたった一人の妹がこの世を去ったんです。私はそのニュースを新聞の記事で知りました。妹も頭から血を流して倒れて、この世を去ったんです。母と同様に検死が必要となり、母と同じ場所で検死してもらうことになりました」

 怒とうの展開に松居は「短期間の間にお父ちゃん、お母ちゃんが亡くなり、妹も検死が必要な亡くなり方をした。言葉ではうまく説明できないほど、きつかった。4人家族だったのに、3人が一気にいなくなった」とうなだれた。  

 その後、松居は確執があった妹について「許すか、許さないか。本当に悩みました。でも私にとってはたった一人の妹。だから、彼女を許そうと。葬儀に席がないこと、相続の時に2年間、金銭の請求をしてきたこと。でももういいじゃない。水に流しましょ」と決断。

 最後は「私は心変わりがないように、大きな声で『許します!』と叫びながら伝えました。その日から四十九日、私は彼女を旅立たせようと、精いっぱいお祭りをしました。起きている時間、すべて彼女に話し掛けていました」と振り返っていた。

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