岩井千怜はアイアン好調も「やっぱりパット」 連覇を決めた14本
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日(9日)◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄)◇6610yd(パー72)
今季から米ツアーメンバーの岩井千怜が、スポット参戦の国内ツアー開幕戦で自身2度目の同一大会2連覇を達成した。
勝利を手繰り寄せたポイントを、しばらく考えてから「パッティングですね」と答えた。琉球GCの特徴でもある高麗グリーンは、国内ツアー競技開催コースで一般的なベント芝と違って芝目の強いことで知られる。
「チャンスについても難しい。傾斜を生かして切られていたピンが多かったこともあり、外すとサーッと行ってしまうことが多かった。そこを落ち着いて2パットでまとめて、ボギーにしなかったことがいいスコアにつながったと思います」と分析。パターはオデッセイ「ホワイト・ホット ブラックシリーズ#5CS」を愛用する。
プレー全体を振り返ると「セカンドショットが良かった」という。大会4日間通算のドライビングディスタンスが248.125ydの6位。持ち前の飛距離を生かし、他のプロより短い番手でグリーンを狙っていけるため、通算パーオン率72.22%(52/72)は2位にランクした。だが、単にグリーンをとらえるだけでなく「上りのラインを打てることが多かった」と“いい位置”につける精度がさえ、それを高確率で結果につなげるためのパットがポイントになった訳だ。
また、最終日はヨネックス「EZONE GT」の5番ウッドでなく“飛び系アイアン”「EZONE GT<2024年>」の5番をバッグに入れた。コースによって入れ替える、互換性のある2本で「昨日(3日目)もそうでしたけど、3番(パー3)と18番(パー5のセカンド)と(飛び系の)5番を2回使いたかったので」と説明した。
ドライバー:ヨネックス EZONE GT TYPE S マゼンダピンク(9度) シャフト:ヨネックス REXIS KAIZA-L(長さ45.5インチ、重さ50g台、硬さS) グリップ:パルマックス
フェアウェイウッド:ヨネックス EZONE GT(3番Dタイプ14.5度) シャフト:ヨネックス REXIS KAIZA-L(重さ50g台、硬さS)
アイアン:ヨネックス EZONE GT<2024年>(5、6番)、ヨネックス EZONE CB511 Forged(5番~PW) シャフト:ヨネックス REXIS KAIZA-i(重さ80g台、硬さS)
ウェッジ:ヨネックス EZONE W501(50、54、58度) シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH(硬さS)
パター:オデッセイ ホワイト・ホット ブラックシリーズ#5CS
ボール:スリクソン Z-STAR XV