中国とインドネシアは「真の多国間主義」を推進=中国首相

 5月25日、インドネシアを訪問中の中国の李強首相(写真)は、インドネシアとの協力を強化し、政治的相互信頼と戦略的協調をより高いレベルに引き上げ、リスクと課題に共同で対処する用意があると表明した。2024年10月、ラオスのビエンチャンで撮影(2025年 ロイター/Athit Perawongmetha)

[上海/ジャカルタ 24日 ロイター] - 中国の新華社によると、インドネシア訪問でジャカルタに到着した李強首相は24日、中国とインドネシアは「真の多国間主義」を推進すると述べた。

トランプ米大統領による関税政策発表以来、中国はアジアの国々との関与を強めてきた。

米国と中国は今月追加関税引き下げで合意。中国が最大の貿易相手国であるインドネシアは、関税引き下げに向け米国に譲歩案を提示している。

李強首相も出席した経済界のイベントでプラボウォ大統領は、両国関係は地域の安定にとって重要と述べ、インドネシアは中国を産業と技術開発における重要なパートナーとして見ていると付け加えた。

また、発展途上国の利益を擁護する中国の役割と、「帝国主義 」と 「植民地主義 」に反対する中国の立場を賞賛した。

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