利下げに「慎重」、地政学やトランプ政策注視=米ダラス連銀総裁
米ダラス地区連銀のローガン総裁は14日、インフレ率が向こう数カ月で連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%に近づいたとしても、必ずしも利下げを実施する必要はないとの考えを改めて示した。2024年5月撮影(2025年 ロイター/Ann Saphir)
[パームデザート(米カリフォルニア州) 14日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のローガン総裁は14日、インフレ率が向こう数カ月で連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%に近づいたとしても、必ずしも利下げを実施する必要はないとの考えを改めて示した。
ローガン総裁はカリフォルニア州パームデザートで開かれた銀行関連の会合で「現在の金融政策がどの程度制約的なのか切実な疑問が出ている。このため、慎重な姿勢が求められる」と述べた。
FRBは地政学リスクのほか、トランプ政権が打ち出す政策を注視していくと言及。「向こう数カ月間のデータを観察する上で、われわれは良い位置にいる。時間をかけてデータを精査し、潜在的な変化がどのように展開していくか見極めていく」と語った。
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