抜群ボディで「ミス日本」に抜擢→妖艶なヌードを披露、ハリウッド映画にも出演したけれど…芸能人から「結婚詐欺師」に落ちぶれた47歳女性の下劣(2007年の事件)

 日本人にしては珍しい「ハリウッド映画」にも出演した彼女がいったいなぜ…? かつてミス日本に選ばれ、その後は芸能界でも活躍した女性。しかし、バブル崩壊後は仕事にあぶれ、やがてタレントから「結婚詐欺師」に変貌していく…。2007年に起きた驚きの事件をお届け。なおプライバシー保護の観点から本稿の登場人物はすべて仮名である。(全2回の1回目/ 後編 を読む)

写真はイメージ ©getty

◆◆◆

雑誌でヌードグラビアを披露したことも…

 短大時代からミスコン荒らしだった鵜飼真知子(当時47)は、22歳のとき、ミス日本に輝いた。

 身長170センチ、スリーサイズはB85・W59・H84という抜群のプロポーション。それを機にモデルの仕事が増え、急進的な真知子はアメリカの男性誌グラビアでヌードを披露したこともあった。

 芸能界も目をつけ、レコードデビューも決定。その流れに拍車をかけたのは、日本人女性では17年ぶり、3人目という人気ハリウッド映画への出演だった。

 スクリーンに着物姿で登場。帰国すると、あらゆるメディアから取材を受けた。報道陣に「今後の抱負は?」と聞かれると、「国際スターとして、ですか?」などと聞き返し、《早くも大女優気分》と皮肉られていた。

 それでも当時はバブル全盛期、真知子のモデルとしての仕事はひっきりなしで、スポンサーも次々と付いた。

 増えるばかりの金。言い寄る男は星の数。真知子は20代後半まで、我が世の春を謳歌していた。

 ところが、バブル崩壊と共に宴は終わった。流行り廃りの激しい芸能界では、真知子が人気ハリウッド映画に端役で出演したことなど、とうに忘れられた。

 年齢と共にモデルの仕事も減っていき、かろうじて着物のファッションショーの仕事が入るだけだった。

 それでも生活水準が落とせない真知子は、次々と周囲の男を籠絡し、29歳のときには男の子を身ごもり、シングルマザーとなった。

 アメリカなら自分の知名度もあるかと商売もやってみたが、ものの見事に失敗し、無一文で帰国した。

関連記事: