話題株ピックアップ【昼刊】:gumi、エニーカラー、邦チタ
■ANYCOLOR <5032> 4,785円 +690 円 (+16.9%) 一時ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
ANYCOLOR<5032>が4連騰して一時ストップ高の4795円に買われ、年初来高値を更新している。11日の取引終了後に発表した26年4月期の単独業績予想で、売上高490億円~510億円(前期比14.3%増~18.9%増)、営業利益190億円~200億円(同16.7%増~22.9%増)を見込み、年間配当予想を前期比5円増の70円としたことが好感されている。「にじさんじ」全体での盛り上がりを生み出す施策、Vチューバーユニット単位での活動の更なる強化、さまざまな特色あるVチューバーの新規デビューなどを通して、ファンコミュニティーの持続的な拡大を目指す。なお、「にじさんじ」全体の盛り上がり、デビュー数年程度の比較的活動年数の浅いVチューバーの成長度合い、新規デビューの動向などを考慮してレンジ予想とした。同時に発表した25年4月期決算は、売上高428億7600万円(前の期比34.0%増)、営業利益162億7900万円(同31.7%増)だった。■東邦チタニウム <5727> 1,261円 +141 円 (+12.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
東邦チタニウム<5727>は急伸。米ブルームバーグ通信がきょう12日に公開したインタビュー記事で、JX金属<5016>の林陽一社長が子会社の邦チタとの資本関係を見直す必要性を認識していることを明らかにした。これを受け、親子上場解消の思惑が高まっているようだ。■三菱重工業 <7011> 3,393円 +117 円 (+3.6%) 11:30現在
三菱重工業<7011>がジリ高歩調を続け売買代金トップ。日本製鋼所<5631>が年初来高値を更新した。米CBSテレビが11日、イスラエルがイランに対する軍事作戦を始める準備を整えたと報じた。米国はイランがイラクの米軍施設に対して報復攻撃に踏み切る可能性があると分析しているという。これに先立ち、ロイター通信は米国が在イラク大使館職員の一部退避を準備していると伝えている。中東情勢の緊迫化と地政学リスクの高まりを受け、防衛関連株を物色する姿勢が強まっている。川崎重工業<7012>やIHI<7013>、東京計器<7721>も上昇している。■ラクス <3923> 2,379円 +57 円 (+2.5%) 11:30現在
ラクス<3923>が4日続伸している。この日、みずほ銀行(東京都千代田区)とビジネスマッチング契約を締結し、みずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズ(東京都千代田区)が取り組む法人顧客向けDX支援「みずほデジタルコネクト」を通して、国内企業のDX促進に向けた支援を強化すると発表。これを好感した買いが入っている。メガバンクで唯一全ての都道府県に拠点を持つみずほ銀行と提携することで、今までラクスが提供できていなかった顧客企業へサービスを届けられるようになるとしている。■SGホールディングス <9143> 1,616.5円 +28.5 円 (+1.8%) 11:30現在
SGホールディングス<9143>やセイノーホールディングス<9076>が堅調推移。読売新聞オンラインは12日、「運転手への点呼が不適切だった問題に対する国土交通省の処分を想定し、日本郵便が、一部の集荷業務での協力を佐川急便や西濃運輸など複数の物流企業に打診していることが分かった」と報じた。報道を受けた買いが入ったようだ。記事によると、SGHD傘下の佐川急便やセイノーHD傘下の西濃運輸、6月にも子会社化するトナミホールディングス<9070>傘下のトナミ運輸は、大口顧客への集荷業務の協力依頼について、いずれも受ける方向で調整しているという。■INPEX <1605> 2,063.5円 +31 円 (+1.5%) 11:30現在
石油関連株がしっかり。INPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>が値を上げている。11日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が前日比3.17ドル高の1バレル=68.15ドルに上昇した。この日の時間外取引では一時69ドル台まで値を上げている。米中閣僚級協議が終了し、原油需要の回復期待が高まった。また、中東情勢が緊迫することへの警戒感の高まりも原油価格を押し上げた。トランプ米大統領は核開発計画協議が失敗に終わればイランを攻撃すると述べているが、11日にはウラン濃縮の停止に関してイランが同意するか「自信が薄れつつある」と発言した。また、同日には米国は在イラク大使館職員の一部退避を準備していると伝わり緊張感が高まった。■力の源ホールディングス <3561> 1,370円 +14 円 (+1.0%) 11:30現在
力の源ホールディングス<3561>は堅調。11日取引終了後、固定資産の譲渡に伴い26年3月期第1四半期に特別利益を計上すると発表した。譲渡益は3億5300万円。これが手掛かりとなっているもよう。あわせて、同社の連結子会社と孫会社により、インドネシアに現地法人(曾孫会社)を設立することを明らかにした。ハラル業態の展開を目指す。■フィックスターズ <3687> 2,158円 +17 円 (+0.8%) 11:30現在
フィックスターズ<3687>、テラスカイ<3915>、エヌエフホールディングス<6864>、HPCシステムズ<6597>、SCSK<9719>など量子コンピューター関連に位置付けられる銘柄群に投資資金が集結している。ここエヌビディア<NVDA>のジェンスン・ファンCEOが量子コンピューターとスーパーコンピューターの連携運用に向けた研究開発に意欲をみせるなど、量子コンピューティング分野の実用化に向けた新たな思惑が浮上している。そうしたなか、前日の米国株市場では、量子コンピューターの開発を手掛けるクオンタム・コンピューティング<QUBT>が25%高と急騰を演じ、マーケットの注目を浴びた。これを受け、東京市場でも関連銘柄の株価を改めて刺激する格好となっている。■QPS研究所 <5595> 2,179円 +3 円 (+0.1%) 11:30現在
QPS研究所<5595>が6日ぶりに反発している。日本時間の12日午前0時31分に打ち上げられたロケット・ラボUSA<RKLB>のロケット「Electron(エレクトロン)」によって、小型SAR衛星「QPS-SAR11号機」が打ち上げから約50分後に軌道投入されたと発表しており、好材料視されている。同社の商用機としては7機目の打ち上げ成功となる。■GENDA <9166> 832円 -66 円 (-7.4%) 11:30現在
GENDA<9166>は軟調。11日取引終了後に2~4月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比38.8%増の342億6900万円、純利益は同81.7%減の2億2300万円だった。積極的なM&Aが寄与し大幅増収となった一方、利益面ではM&A関連費用などが響いた。減益をネガティブ視する向きもあるようだ。あわせて、米国でアミューズメント施設運営事業とミニロケ事業を行うBarberio Music Companyの発行済み株式の100%を取得し、子会社化すると発表。また、エンターテインメント施設向けソリューションを手掛ける米VENUplusのミニロケ事業を譲り受けることを明らかにした。■サトウ食品 <2923> 7,420円 -250 円 (-3.3%) 11:30現在
サトウ食品<2923>は安い。11日取引終了後に25年4月期連結決算を発表し、売上高は前の期比9.2%増の464億7900万円、最終利益は同15.1%減の19億4900万円だった。包装米飯や包装餅製品の販売が堅調だった。原材料費などコスト高を吸収し営業利益段階では増益を確保したものの、前の期の税制優遇制度適用の反動で最終利益は減少。これがネガティブ視されているようだ。なお、続く26年4月期の見通しは未定に。配当予想も同じく未定(前期70円)とした。■シーイーシー <9692> 2,283円 -55 円 (-2.4%) 11:30現在
シーイーシー<9692>は安い。11日取引終了後に2~4月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比2.0%増の143億3500万円、営業利益は同7.0%減の17億8500万円だった。企業のDX関連投資が引き続き追い風となった一方、販管費が増加して利益は押し下げられた。通期で増益を見込んでいるだけに、第1四半期時点での減益がネガティブ視されている。■トヨタ自動車 <7203> 2,612円 -44 円 (-1.7%) 11:30現在
トヨタ自動車<7203>は強弱観対立のなか前日終値近辺で売り買いを交錯させている。前日発表された5月の米消費者物価指数は市場コンセンサスを下回ったことで、米長期金利が低下し、外国為替市場ではドル買い・円売りの動きを誘発。1ドル=144円台前半まで円高方向に振れており、輸出セクターの中でも為替感応度の高い自動車株には逆風となっている。特に同社は対ドル1円の変動が与える営業利益への影響が大きく、足もとの株価にはネガティブ材料となっている。一方、きょう午前10時から同社の定時株主総会の開催を控えている。豊田自動織機<6201>へのTOBや日野自動車<7205>の経営統合の問題なども絡み同社の株主総会に対するマーケットの関心は高い。■ジーダット <3841> 1,526円 +300 円 (+24.5%) ストップ高 11:30現在
ジーダット<3841>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は11日取引終了後、フォトマスクの静電破壊のリスク検証を世界で初めて実現したと発表しており、これが材料視されているようだ。フラットパネル向けの大型フォトマスクの製造工程において、静電気によるパターン破壊が発生し、製造コストの大きなロスとなるケースがある。同社はフォトマスクメーカーからの要望に対して、フォトマスクの静電破壊リスクを検証する解析モデルを開発。これを用いることにより、製造コストのロスを大幅に削減でき、品質向上につながるとしている。■プロレド・パートナーズ <7034> 562円 +80 円 (+16.6%) ストップ高 11:30現在
プロレド・パートナーズ<7034>がストップ高の562円に買われている。この日の寄り前、25年10月期の連結業績予想について、売上高を38億5700万円から75億1300万円(前期比58.0%増)へ、営業損益を7億5700万円の赤字から20億4200万円の黒字(同2.0倍)へ上方修正したことが好感されている。第2四半期からセグメント開示を開始することに伴い、グループ会社ブルパス・キャピタルが運営するファンドの投資先のEXITに係る損益表示を従来の営業外損益から売上高へ変更することになり、第2四半期においてそれに伴う損益を計上することが要因。なお、ブルパスの投資先のEXITに係る損益については発生時期及び金額の合理的な予測が困難であるとし、今回の修正値には上期の実績のみを反映させたとしている。 ●ストップ高銘柄東京コスモス電機 <6772> 9,310円 +1,500 円 (+19.2%) ストップ高 11:30現在
住友ファーマ <4506> 1,035円 +150 円 (+17.0%) ストップ高 11:30現在 ピーバンドットコム <3559> 756円 +100 円 (+15.2%) ストップ高 11:30現在 など、6銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース