米4月求人件数、19.1万件増 先行き懸念で解雇が増加

米労働省が3日発表した4月の雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は19万1000件増の739万1000件だった。写真は2020年5月、フロリダ州マイアミのレストランで撮影(2025年 ロイター/Marco Bello)

[ワシントン 3日 ロイター] - 米労働省が3日発表した4月の雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は19万1000件増の739万1000件だった。ただ、関税の影響で経済見通しが悪化する中、労働市場の減速と一致するかのように解雇が増加した。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は710万件だった。4月の求人数の増加は、3月の急激な減少に対する調整局面だったと考えられる。

3月分は719万2000件から720万件に上方修正された。

4月の採用数は16万9000件増加し、557万3000件となった。一方、解雇数も19万6000件増加し、178万6000件だった。

エコノミストらは、輸入関税の導入方針が二転三転しているため、企業が将来の計画を立てるのが難しくなっていると指摘している。

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