ケプカが“悪夢“ダブルパー”でメジャー連続予選通過ストップ 最長記録は?
◇メジャー初戦◇マスターズ 2日目(11日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)
「全米プロ」と「全米オープン」でいずれも連覇した経験を持つメジャー5勝のブルックス・ケプカが通算5オーバー67位で予選落ちとなった。
3バーディ、3ボギーとパープレーで迎えた15番(パー5)で一時は急浮上。残り230ydからピンそば90㎝につける圧巻のセカンドでイーグルを奪った。しかし、17番でボギーを喫した後の最終18番パー4で悪夢が待っていた。
ティショットを左の林に突っ込み、1罰打を科して3打目を横のフェアウェイへ。グリーン左、ピンに近いエリアの寄せでパターを握って転がし上げ、3.5mほどの距離が残った。決めれば予選通過となるダブルボギーパットはカップに蹴られ、仕切り直して丁寧に打った1.2mも左を抜けて「8」をたたいた。
2度の2位がある「マスターズ」で2022年以来、3度目の予選落ち。メジャーで週末に残れなかったのは22年「全英オープン」以来で、連続予選通過は8大会でストップした。
米誌「Today's Golfer」によると、メジャーの連続予選通過を継続中の選手では松山英樹の19大会が最長。19年全英を最後にメジャーで予選落ちがなく、今週も首位と5打差の12位で4年ぶりの優勝を狙える位置につけて大会を折り返した。
2アンダー17位にいる世界ランキング3位のザンダー・シャウフェレが松山に次ぐ12大会連続の予選通過。シャウフェレはメジャー以外も含めて61試合連続でカットラインをクリアしている。1998年から2005年にかけてタイガー・ウッズが142試合連続の予選通過というとてつもない数字を残して以来では最長を継続中だ。
ちなみにメジャーの連続予選通過もウッズがレコードを保持。ジャック・ニクラスとともに、39大会連続通過を記録している。