中国副首相、米中政府は協力する方法を模索すべきと強調-新華社

Bloomberg News

  • 米中には「広範な共通の利益と幅広い協力の余地がある」と発言
  • 米国が貿易制限の導入続けるなら中国は対抗措置で応じると示唆

中国の何立峰副首相は、トランプ米大統領が中国に追加関税を課すと発表したにもかかわらず、米中政府は協力する方法を模索すべきだと述べた。

  中国国営の新華社通信によると、何副首相は2月28日に北京で開かれた在中国米国商工会議所主催の夕食会で、「中国と米国には広範な共通の利益と幅広い協力の余地がある」と指摘。「両国間の経済および貿易関係は互いに利益をもたらしウィンウィンの関係だ」と発言した。

  夕食会への参加者2人が匿名で明かしたところによると、何副首相は講演で、米国が追加の貿易制限を導入し続けるのであれば、中国は対抗措置で応じると示唆したという。

  同じくイベントで講演した在中国米国大使館のサラ・ベレン首席公使は、米国は貿易関係において公平性と互恵性を求めていると強調。「われわれは、不公平な補助金や、米国企業にとって不利な競争条件を生み出すその他の措置の廃止を求めている」と述べた。

原題:China Vice Premier Touts Cooperation With US Despite Tariffs (1)(抜粋)

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