なぜ1億円の被害に!?ニセ社長詐欺の巧妙さに迫る 詐欺メールからの被害に遭わないために知っておくこと #エキスパートトピ
ニセ社長からの詐欺メールが送られて、お金をだまし取られる被害が相次いでいます。
詐欺は警戒心のない所を突いてやってきます。
SNS型投資詐欺の被害は深刻ですが、有名人をかたる広告を見て投資に興味をもった人をLINEグループに誘い込み、さらに詐欺の投資サイトに誘導し、不正口座を教えてお金をだまし取ります。しかしこの手口への注意が呼び掛けられて、詐欺がしづらくなったこともあるのでしょう。今度は、詐欺への警戒が薄い企業で働く人たちを狙ってきています。つまり個人に向けての詐欺の手口を、企業にシフトしてきているのです。
ココがポイント
至急です だましは巧み ニセ社長 経営者などになりすまして会社宛てにメールを送り、指定した口座に送金させる詐欺
全国で39件の相談が寄せられ、うち16件で実際に金銭を詐取された。被害総額は計約5億4000万円に上る出典:時事ドットコム 2026/1/19(月)
協会長を装うアカウントから現金を指定口座に送金するよう指示をされ、2300万円をだまし取られました出典:テレビユー山形 2026/1/19(月)
会社の社長になりすましてお金を振り込むよう指示する『ビジネスメール詐欺』の被害が(中略)1900万円をだまし取られました出典:BSN新潟放送 2026/1/18(日)
エキスパートの補足・見解
ニセ社長詐欺では、メールを受け取った人が社長からのものと信じさせるように仕向けるために、ニセ警察官詐欺と同じ権威性のある人物を装い、焦らせます。
巧妙な所は「LINEグループを作る」という業務を指示して、最初からお金の話をしていないことです。相手からグループのQRコードが送られてくれば、怪しいと気づけるかもしれませんが、社員本人に作らせるので、他の社員も呼び寄せやすく、疑いづらくさせる狙いもあります。犯罪グループは社員らの個人情報をもとにメールを一斉に送っています。最近は不正アクセスを受けて取引先の情報が盗まれており、それも詐欺増加の要因の一つだと考えています。大企業は詐欺への警戒もあり、すばやい注意喚起ができますが、中小企業はその対策が手薄になっている所が多くあり、狙われがちです。
だまされないためには、会社のドメインでなく、フリーアドレスからのものであった場合、必ず詐欺を疑ってください。