【衛星画像】ロシアは極東基地の潜水艦まで、ドローン対策ネットで覆っている(海外)(BUSINESS INSIDER JAPAN)

ロシアは太平洋艦隊の潜水艦に対し、より多くのドローン対策ネットを装備している。最新の衛星画像から、リバチ海軍基地で複数の潜水艦がネットに覆われている様子が確認された。同基地はウクライナから数千マイル(数千km)も離れた場所に位置している。 ロシアは、ウクライナ本土からはもちろん、同国の攻撃用ドローンの脅威が及ぶ範囲からも離れた太平洋の主要な海軍基地で、潜水艦を守るためのドローン対策ネットの使用を拡大していることがBusiness Insiderが分析した最新の衛星画像で明らかになった。 【全画像をみる】【衛星画像】ロシアは極東基地の潜水艦まで、ドローン対策ネットで覆っている アメリカの地理空間インテリジェンス企業ヴァンター(Vantor)が8月4日に収集した最新の画像には、ロシアのカムチャツカ半島にあるリバチ原子力潜水艦基地(Rybachiy Nuclear Submarine Base)で、6隻以上の潜水艦がドローン対策ネットに覆われている様子が写っていた。 2026年5月時点の画像では、ネットに覆われた潜水艦はわずか2隻だった。同基地はロシア海軍太平洋艦隊の中枢であり、弾道ミサイル搭載の原子力潜水艦と攻撃型の原子力潜水艦が配備されている。 リバチ基地はウクライナから東へ4500マイル(約7242km)以上も離れた場所にある。だが、ロシアは、戦場に近い黒海周辺で施設・艦艇といった海軍資産を守るために取り入れてきた防御策とまったく同じ発想で、リバチ基地にもドローン対策ネットを導入している。 前線からこれほど遠く離れた地域にまでこうした防御策を採用しているという事実は、ロシアがドローン攻撃に対する自国の脆弱性を、実際の戦闘地域をはるかに超えた太平洋艦隊にまで及ぶ脅威として認識していることを示唆している。 ウクライナ軍はこれまで、敵領土内の1000マイル(約1609km)以上も奥深くの標的をドローンで攻撃するなど、ロシア領内深くまで攻撃できる能力があることを証明してきた。 さらにウクライナは、自国の領土からではなくロシア国内から攻撃用ドローンを発進させることで、はるか遠くにある標的への遠隔攻撃も実行している。2025年6月の「スパイダーウェブ作戦(Operation Spiderweb)」では、ドローンの大群が、北極圏やシベリア、さらには中国北東部との国境に近い極東地域にあるロシアの空軍基地にまで押し寄せた。 この防御強化に関するコメント要請について、ロシア国防省と在米ロシア大使館はすぐには回答しなかった。 ヴァンターが6月に撮影した画像からは、黒海に面したクラスノダール地方南西部にあるノヴォロシースク海軍基地(Novorossiysk Naval Base)でも、少なくとも3隻の潜水艦に、艦橋を保護するドローン対策ケージを装備していることがわかっている。同基地はロシア黒海艦隊の母港であり、ウクライナのドローン攻撃を繰り返し受けてきた。 イギリス国防省は8月4日のインテリジェンスアップデートで、これらのケージは「ウクライナが前線からより離れた標的を攻撃する能力を高めていることを受け、その予防的措置として設置されたものだ」と述べている。

Jake Epstein

BUSINESS INSIDER JAPAN
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