ロシア、トルコによるウクライナ和平交渉を支持-バチカン提案は拒否
Henry Meyer、Taylan Bilgic
- プーチン大統領、ラブロフ外相がトルコ外相と相次ぎ会談
米国の主導でのロシアとウクライナの停戦を巡る1回目の協議が不調に終わったことを受け、ロシアは、トルコによる新たな和平交渉の開催を支持している。
ロシアのラブロフ外相は27日、モスクワでトルコのフィダン外相と会談後、「このような交渉と和平合意を支援し続ける用意があるトルコに感謝している」と述べた。
トルコのフィダン外相(左)とロシアのラブロフ外相(5月27日、モスクワ)
トルコは今月16日、イスタンブールで2022年の侵攻開始以来初めてとなる、ロシアとウクライナの直接協議を主催した。会談で、ロシアは米国が提案した30日間の停戦案を拒否し、侵攻を終わらせる条件として強硬な要求を繰り返した。欧州諸国と米国は、教皇レオ14世が提案したバチカンでの交渉開催案を支持したが、ロシアは拒否した。
ロシア大統領府によると、フィダン氏は26日遅く、プーチン大統領とも会談した。
インターファクス通信は27日、ロシア外務省のザハロワ報道官が、ロシアはウクライナとの和平協定の覚書草案の作成を引き続き進めていると述べたと報じた。
原題:Russia Backs Turkey for New Ukraine Talks After Nixing Vatican(抜粋)
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