教皇、平穏に夜を過ごされる
VATICAN NEWS
呼吸器感染症でローマのジェメッリ総合病院に入院中の教皇フランシスコの、3月7日(金)朝の様子について、バチカン広報局は次のように発表した。
「教皇は平穏に夜を過ごされた。そして、午前8時過ぎに目を覚まされた。」
この朝、教皇は指示された治療を続けられた。運動理学療法を受けられ、夜間には非侵襲的人工呼吸、日中には鼻カニューレによる高流量酸素療法を継続している。複雑な病態においても安定が見られるという。
マッテオ・ブルーニ広報局長は、前日6日夜、バチカンの聖ペトロ広場でのロザリオの祈りの冒頭で、教皇の音声によるメッセージが流されたことは、教皇ご自身の希望であった、と述べた。
そして、教皇はご自分のために祈っている人々に感謝を表すことを望まれており、これらの祈りによって「運ばれ」、神の民全体に支えられているように感じておられる、と話した。
※ 3月7日 12時40分更新
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前日3月6日(木)夜の声明は、以下のとおり。
「教皇の臨床状態は、ここ数日と比較して安定を維持している。
今日も呼吸不全のエピソードは見られなかった。
教皇は呼吸理学療法と運動理学療法を続けられ、それはよい効果をもたらしている。
血行動態パラメータと血液検査結果は安定している。
発熱はない。
医師団は依然見通しには慎重である。
病状の安定により、次回の医学的報告は土曜日に発表される予定。
本日の午前中、教皇はいくつかの仕事上の作業に取り組まれ、午後は休息と祈りを交互に行われた。
教皇は昼食前に聖体を拝領された。」
入院中の教皇フランシスコの3月6日(木)の容体についてバチカン広報局が声明した。