原子はエントロピーに逆らい、加熱を拒否する

ガラス粒子の「特定の性質だけを冷却」し量子純度92%にすることに成功

スイス連邦工科大は常温でガラス粒子の「特定の性質だけを冷却」し量子純度92％というこれまでにない高純度の量子状態に到達させることに成功。高純度の量子状態を作る技術が大きく進歩しました。

量子もつれなしでも量子もつれのような通じ合いを起こすことに成功

中NJUらは「量子もつれ」がなくてもまるで量子もつれのような不思議な現象を起こすことができたと発表。しかしもつれの「見えない糸」に依存せず粒子間にどうやって通じ合いを起こしたのでしょうか？

地球の重力が量子力学を歪めている可能性がある

米イリノイ大学は地球の重力が量子力学の最も基本的な「確率ルール」に影響を及ぼすかを調べる画期的な手法を発表。重力の影響で量子力学の基本法則が歪むことが判明すれば量子力学と重力理論を統一する重要な手がかりになります

単一原子が「量子的な波」に変化する様子を視覚的に捉えた研究

仏ソルボンヌ大は24年に原子の存在確率を制御することで単一原子が量子的な波の状態へ変化する様子を視覚的に捉えることに成功。視覚的に捉えられた波束の広がりはシュレーディンガー方程式の確率分布と一致した

クマムシを「量子もつれ」状態にすることに成功！

シンガポール南洋理工大はクマムシを量子ビットを含む回路に組み込んだところ、クマムシにも量子世界に特有の観察するまでは状態が確定しない「量子もつれ」に移行したと報告。なお実験後クマムシは生還したそうです。