渡辺満里奈さんも経験“更年期障害”春は要注意 心身の不調 上手な乗り切り方とは
4
1日の寒暖差が大きい春は、ホルモンバランスが乱れて、更年期障害を引き起こしやすい季節だと言われています。 タレントの渡辺満里奈 さんも、更年期の不調に悩まされている一人です。
■渡辺満里奈さんも“更年期”「夫ゴロゴロにイラ」春に悪化も
女性の更年期は、女性ホルモン『エストロゲン』の分泌が急激に減少することで、心身に不調が表れます。
日本人女性の閉経の平均年齢は、約50歳。その前後の10年間を『更年期』と呼びます。
渡辺満里奈さんが、異変を感じたきっかけです。
52歳の時に体の乾燥と、粘膜の違和感を感じたそうです。 特に唾液に異変があり、ラジオで話すときのリップ音や、口の渇き、口臭が気になるようになりました。
そして、足の痛みもありました。 朝起きると足首がこわばって動かず、歩くのが大変なほどの痛みがありました。 靴下をはくなど体を温め、ゆっくり動き出すように工夫をして過ごしました。
体のほてりも経験しました。 体の内側が熱い感覚があり、冷え性なのに、冬でも家の中では1人だけ半袖で過ごしていました。
一般的な、更年期の代表的な体の症状です。
●顔がほてる、 ●息切れ、動悸がする、 ●寝つきが悪い、眠りが浅い、 ●肩こり、腰痛、手足の痛み、
などです。
普段は何とも思わないのに、夫がゴロゴロしているだけで不快感とイライラが襲ってくる、などです。
一番大変だったのが、小学校高学年になった思春期の娘さんとの関係です。 当時は、コロナ禍で、休校やオンライン授業などの慣れない生活で、娘さんの気持ちも荒れがちになり、親子で毎日のように言い合いになっていました。
言いすぎてしまったときに、「さっきはごめんね」と言っても、娘さんから「この場を収めたいだけで心から謝ってない!」と言われることもあったそうです。 思春期の火の玉のようなエネルギーをぶつけられて、心身ともにヘトヘトになったということです。
●怒りやすく、すぐイライラする、 ●疲れやすい、 ●くよくよし憂うつになる、
男性の更年期障害についてです。
50歳男性のケースです。 4月に異動で、営業職から管理職になり、これまでの客との関わりがなくなりました。 すると、ゴールデンウィーク後、ホルモンバランスが崩れ、やる気喪失、動悸、発汗、腰痛などの症状が出ました。
男性の更年期障害は、何歳ごろから起こり始めるのでしょうか。
女性は、40代に入り、女性ホルモンが急に減少することで起こりますが、男性は40代以降ではいつでも起こりうるということです。
男性の更年期障害の割合です。 40代以上の男性は、6人に1人が男性更年期障害の可能性があります。
異変を感じたらどうすればいいのでしょうか。
堀江教授によると、 「まず1度休みましょう。そして、友人と会う、趣味を再開する、音楽を聴く、温泉に行く、などで、早期であれば随分状態が良くなる」ということです。
ただ、約1カ月症状が続いた場合は、泌尿器科の受診をした方が良いとのことです。
男性更年期障害の予防・改善法です。
●『適度な競い合い』 ゴルフや将棋など、適度な競い合いをすることで、男性ホルモンが分泌されます。 ●『運動』
毎日10分程度の筋トレや階段の上り下りをしましょう。
これも男性ホルモンを上げるのに効果があります。 ●『夜更かししない』男性ホルモンが多く作られる夜中の1〜3時ごろに、睡眠を確保するようにしましょう。
●『ストレスをためない』入浴やカラオケなどでストレスを解消しましょう。
(「羽鳥慎一モーニングショー」2025年5月2日放送分より)
Page 2
医療・健康ニュースに関するキーワード