Macの検索番長、「Spotlight」がまさかの超進化 #WWDC25

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Macの「Spotlight」使ってます?

コマンドとスペースで呼び出して、Macの中のものをなんでも探せる検索バーなアイツです。

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そんなSpotlightが、これからのMacの主要機能になるなんて、誰が想像したことでしょう。

Spotlightから、なんでもできるようになりました

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Spotlightから、メールの送信やメモの作成、オーディオの録音など、何百ものアクションを直接実行できるようになります。Spotlightにお願いしたいことを直接入力すればOK。カジュアルな言葉で、Spotlightからなんでもできちゃうのがすごいとこ。

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従来の、アプリを立ち上げて、アプリ上で固有の操作をしてってMacの使い方が変わっちゃう。SpotlightがまるでMacとのコミュニケーション窓口になるようなイメージです。

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さらに便利なのが、「クイックキー」と呼ばれる、決まったアクションを呼び出せるコマンドです。たとえば、「sm」と入力すればメッセージを送信でき、「ar」と入れればリマインダーを追加できます。

使いこなせば、Spotlightとキーボード操作でスピーディにタスク処理を行なっていけそうな予感。

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ほかにもSpotlightの検索では、ファイルやフォルダ、イベント、アプリ、メッセージまでを対象に、あなたに関連性の高いものが優先的に表示されるようになり、クリップボードの履歴まで呼び出せます。

AI導入のショートカットを、Spotlightで動かせる

そして、そんなSpotlightが真価を発揮するのが、「ショートカット」との連携です。

ショートカットといえば、アプリを組み合わせて、独自のアクションを設定&実行できる、あなたのいつものあれこれを自動化できる機能です。これに、今回Apple Intelligenceも統合され、ショートカット自体がパワーアップしています。

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たとえば、テキストの要約や、Image Playgroundによる画像の作成といったApple Intelligenceの機能を、ショートカットに設定できるようになりました。

そしてそんなAI機能を組み込んだショートカットを、Spotlightでも操れるようになったんです。

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WWDC25のデモでは、編集中のドキュメント上にあるテキストを、Apple Intelligenceを組み込んだショートカットで修正してました。

このショートカットには、文章を校正するタスクが割り振られていて、Spotlightで呼び出したらすぐにドキュメントを更新してしまいました。

これはまさか、AppleのAIエージェント?

昨今、「AIエージェント」って言葉が聞かれるようになりましたよね。ユーザーの代わりにタスクを実行してくれるAIシステムのことです。

今回の、Spotlightと、AIを使ったショートカットの組み合わせって、ある意味Apple(アップル)ならではのAIエージェント機能なのかもしれません。

事前に組んだワークフローをSpotlightで指示すれば、自動で実行してくれるわけですからね。

今回の説明だけではやや複雑な印象を受けましたが、もしかしたら今回のWWDCの本命機能かも。個人的には、一番楽しみな機能です。

Source: Apple (1, 2)

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