ワンピースに大きな帽子 留学生の25歳女性を殺害後“女装”で捜査をかく乱か 大学院の中国人講師の男を逮捕 韓国
韓国で中国人留学生の女性を殺害した疑いで、大学院で非常勤講師を務めていた中国人の男が逮捕された。 男は犯行後、女性になりすまして防犯カメラに映るなど捜査をかく乱しようとした可能性が浮上。自宅から女性の遺体の一部も発見され、中国では厳罰を求める声が広がっている。
“女装”姿の人物を容疑者と断定
フードで顔を隠し連行された男。
この記事の画像(29枚)韓国の大学院で非常勤講師を務めていた30代の中国人、チョン容疑者だ。
8月20日、韓国南東部の慶尚北道・慶山で、教え子だった中国人留学生の25歳の女性を殺害した疑いで逮捕された。
20日午前2時前、被害者の女性の姿を捉えた慶山市内の防犯カメラの映像には、ワンピースを着た女性がスーツケースを引きながら画面右側へと歩いて行く様子が記録されていた。
女性はこの後、殺害されたとみられている。
一方で、およそ20時間後の20日午後10時半ごろの防犯カメラ映像には、画面右側からワンピースを着た人物が現れ、右手でスーツケースを引いているのが確認できる。
午前2時前の女性とよく似たワンピース姿だが、午後10時半ごろの人物は、つばの広い帽子をかぶり、顔を隠していた。
警察は、この人物が自身が殺害した女性になりすましたチョン容疑者だと断定した。
女装したチョン容疑者は駅に向かい、持っていた女性の携帯電話の電源をオフに。
その後トイレで服を着替え、自宅に戻る際にはスーツケースに赤いカバーをかける偽装工作を行っていたことも確認されている。
そして犯行の翌日、チョン容疑者は“女性の交際相手”として警察に「留学生の行方が分からなくなった」と通報していた。
しかし、8月25日、チョン容疑者の自宅から女性の遺体の一部が発見され、逮捕に至った。
また、チョン容疑者が女性の遺体を韓国国内の複数の場所に遺棄していたことも明らかになった。
警察は、犯行現場からおよそ300km離れた韓国北西部の京畿道のごみ処理施設も捜索している。
逮捕されたチョン容疑者は、記者から「なぜ遺棄したのか」 「なぜ女装したのか」と矢継ぎ早に投げかけられる問いに無言を貫いた。
なぜ犯行後に女装し、被害者になりすますという異様な行動をとったのか―。
ソウル支局・濱田洋平記者: 韓国では街のいたるところに防犯カメラがあります。
こちらには1カ所に5台のカメラが設置されていて、広範囲を監視していることがわかります。