「新潟の風習?」ミャクミャク姿で登場、下腹部の鈴に“参拝”させる…女性課長が企画した異様すぎる「セクハラ余興」の全容
新潟県の女性課長が、懇親会のセクハラを理由に口頭訓戒の処分を受けた。
男性職員の下腹部に取り付けた「鈴や縄」を、参加した職員らに引っ張らせる──。そんな異様な“セクハラ余興”だったことから、報道に触れた人たちから困惑の声が広がっている。
女性課長に対する処分が軽いのではないかという指摘もSNS上で見られる一方、その奇抜な内容に注目が集まる結果となった。
何があったのか。県にくわしく聞いた。
県の発表によると、口頭訓戒の処分を受けたのは、観光文化スポーツ部に所属する50歳の女性課長(部長級)だ。
昨年7月18日、職場の懇親会で「性的な意味合いを想起させる小道具を用いた余興」に職員を参加させ、不快にさせたという。
発表では詳細は明らかにされていないが、県の人事課は取材に対し、具体的な内容を説明した。
懇親会は暑気払いの名目で、新潟市内の飲食店で実施された。ほとんどが部の職員で、関係団体からの出席者もいたという。
会が始まってしばらくすると余興の時間となり、女性課長が、大阪・関西万博のキャラクター「ミャクミャク」に扮して登場した。
「続いて、出席者の男性職員が下腹部から、神社にあるような参拝の鈴と縄をぶら下げて登場しました。すなわち男性器を想起させるような小道具と受け止められるものでした。
女性課長が、複数の県職員にそれを“お参り”するような行動を促し、促された職員がお参りするような余興が実施されました」(人事課)
女性課長と男性職員に直接の上司・部下関係はなかったが、職位としては女性課長が上位にあたる。余興の発案者も女性課長だったという。
促されるまま「お参り」に参加した職員のうち、複数が不快に感じたと回答したことなどから、県は事実関係に基づきセクハラと認定した。
参加者に聞き取りをすると、これまでの懇親会でも余興はおこなわれてきたが、セクハラと受け止められるようなものはなかったという。
不可解なのは、この余興の意図だ。
処分内容が報じられると、宗教めいたエッセンスを取り入れた“参拝式余興”に注目が集まり、SNSでは「新潟県の風習?」といった疑問もわいた。
人事課は「処分された職員としては、懇親会を盛り上げるため、余興をおこなったもの」と動機について説明する。
「ただ、結果を見れば、それまでとは趣(おもむき)が違う」(人事課)
●県の調査で「シンボルを崇める祭り」も
人事課の担当者が県内の風習を調べ直したところ「性的にシンボリックなものを崇める祭を実施する地域もあった」ことが判明した。
しかし、それが女性課長の企画に影響したかは確認できていないという。
「県ではハラスメント防止の指針を定めています。セクハラについては、職場外や懇親会の場でも、性的な言動があって不快に感じる職員がいればセクハラになると従来から周知してきました。先月も防止のための通知を全職員に出したところです」(人事課)
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