アルティミス2が撮った写真がとても神秘的
シーンとした静寂を感じる美しい写真たち。
アルテミス2ミッションが地球に帰還してから1か月が経ち、NASAがアルテミス2の宇宙飛行士たちが月周回飛行中に撮影した1万2000枚以上の写真を公開しました。
NASAの宇宙飛行士リード・ワイズマン氏、ビクター・グローバー氏、クリスティーナ・コック氏、そしてカナダ宇宙庁の宇宙飛行士ジェレミー・ハンセン氏の4名が、これまでの人類が到達したことのない宇宙の深みへと進みながら記録した旅の写真です。
NASAはすでに数十枚の画像を公開していましたが、新しい写真ギャラリーには、これまで誰も見たことのない月の姿と美しい地球の景色が収められています。今回は、その中からお気に入りの写真をいくつか選んでご紹介します。
月と地球
アルテミス2ミッションは4月1日に打ち上げられ、オリオン宇宙船(愛称はインテグリティ)で月へと向かいました。オリオン宇宙船に乗り込んだ宇宙飛行士たちは、半世紀以上ぶりに地球軌道を離れた最初の人類となりました。
Artemis MoonImage: NASAオリオン宇宙船は4月2日に月遷移軌道投入噴射を完了し、月の周回軌道を飛行。
A view of EarthImage: NASA月へ向かう途中、宇宙飛行士たちが振り返ると、そこにあるのは地球です。宇宙の暗い背景に映える私たちの住む星の言葉にし難い美しさを写真に収めています。
Earth and MoonImage: NASAこれは、地球と月を一緒に収めた写真。月の陰からそっと顔をのぞかせる地球の姿です。
Eclipsed MoonImaget: NASA日食も!
4月6日の月フライバイ中、宇宙飛行士たちは日食を観測しました。コロナと呼ばれる太陽の外層大気が、月の周りに明るいハロが見えます。日食は57分間続いたそうです。
宇宙飛行士たちは4月7日に月に到達。これまで人類が一度も目にしたことのない月面を観察しました。オリオンは月の裏側を回り込むように飛行し、7時間にわたってクレーターがちりばった月面を観察しました。
The heavily cratered MoonImage: NASA撮った写真は?
1枚の写真が千の言葉に値するとしたら、宇宙探検を捉えた何千枚もの写真は、まさに値段のつけようがないものと言えますね。ミッション中、宇宙飛行士たちは撮影した画像の何枚かをNASAの地上管制に送っています。
そして4月10日にミッションから帰還してから、データの大部分が入ったメモリーカードをNASAに提出しました。
Haunting greyscale EarthImage: NASANASAのミッションチームは現在、アルテミス2で収集されたデータの処理に追われています。完全なデータセットと、ミッションの科学・運用に関する予備報告書は10月に公開される予定です。ミッション中に撮影された何千枚もの一緒に公開されるとのことです。
Dark MoonImage: NASA今のところ、NASAはWebサイト「The Gateway to Astronaut Photography of Earth」にすべての写真を公開しています。こちらから画像を閲覧できます。
Image: NASA個人的には、オリオン宇宙船の外で輝く星の写真がとても気に入っています。綺麗に星を捉えるために、宇宙飛行士たちはカメラを長時間露光に設定して撮影したと思われます。宇宙の加工されていない生の美しさが伝わってくる一枚ですね。