ホンダ、新型「CBR1000RR-R FIREBLADE」世界初公開 量産二輪初の「2段可変エアファンネル」採用
本田技研工業は11月3日、大型スーパースポーツモデル「CBR1000RR-R FIREBLADE」シリーズをフルモデルチェンジした2027年モデルを、イタリア・ミラノで開催されている「EICMA 2026」で世界初公開した。
2027年モデルのラインアップは、従来の「CBR1000RR-R FIREBLADE」、電子制御サスペンションを装備した「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」に加え、新タイプ「CBR1000RR-R FIREBLADE HRC WORKS EDITION」を追加した計3タイプとなる。
新設定となる「HRC WORKS EDITION」は、スーパーバイク世界選手権(WSBK)のホモロゲーションモデルとなる一人乗り専用モデルで、公道での走行も可能としている。空力特性を向上させるCFRP製フロントウイングレットをはじめ、フロントフェンダーやリアダクトカウルを採用。
足まわりにはオーリンズ製の機械式NPXフロントフォークとTTX36リアサスペンション、ブレーキにはブレンボ製「Hypure Sports」を搭載した。また、レースレギュレーションに対応する「HRC Racing Kit」も設定される。
パワーユニットには、水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ 999cm 3 エンジンを搭載。ホンダの量産二輪車として初となる「2段可変エアファンネル」を採用し、1万1750rpm以上でエアファンネルが上方向にスライドして分割されることで、高回転域の出力を維持しつつ低中回転域の出力を向上させた。
さらに、2モータースロットルバイワイヤシステムによる細やかな開閉制御を取り入れたほか、シリンダーヘッドカバーなどの構成部品をマグネシウム材に変更している。
車体・足まわりでは、新設計のアルミツインチューブフレームにより従来モデル比で440gの軽量化を達成し、横剛性を20%低減。チタン製のフューエルタンクはプレス・塗装技術の向上でアウターシェルターを廃止し、さらなる軽量化を図った。
環境対応として、ウインドスクリーンに植物由来のエンジニアリングプラスチック「DURABIO」を採用したほか、前後シート底板やエアクリーナーケース、エンブレムなどにリサイクル材を使用し、計4種類のサステナブルマテリアルを適用している。