したたかリバプール、サラー圧巻2発で難敵ボーンマス撃破!! 遠藤航はインサイドハーフで終盤出場
プレミアリーグは1日、第24節を各地で行い、MF遠藤航所属のリバプールがボーンマスに2-0で勝利した。昨年11月下旬から11試合負けなし(7勝4分)と好調のボーンマスに数多くの決定機を作られながらもなんとか耐え抜くと、FWモハメド・サラーが圧巻の2ゴール。したたかに難所バイタリティ・スタジアムを攻略し、3連勝で独走首位を固めた。
試合は立ち上がりからボーンマスが勢いを見せ、リバプールの右SBトレント・アレクサンダー・アーノルドのサイドを狙って攻撃を展開。前半21分にはMFアントワーヌ・セメニョがアレクサンダー・アーノルドを軽々とかわし、角度のないところから左足シュートを放つと、これがクロスバーを叩いた。
一方のリバプールも前半23分、FWコーディ・ガクポが中央に切れ込み、ペナルティエリア右にスルーパスを送ると、これに抜け出したMFドミニク・ショボスライがシュート。だが、1対1でうまく距離を詰めてきたGKケパ・アリサバラガのファインセーブに阻まれた。
そうして迎えた前半27分、リバプールが先手を取った。DFアンドリュー・ロバートソンからのロングフィードにオフサイドギリギリで抜け出したガクポがペナルティエリア内に入ると、後ろから追いかけてきたDFルイス・クックとの接触で転倒。PKを獲得し、キッカーを務めるサラーがゴール右隅ギリギリに力強く蹴り込んだ。
サラーはこのゴールにより、今季のプレミアリーグで20得点に一番乗り。またリーグ通算得点数を177得点とし、元チェルシーMFフランク・ランパード氏に並んで歴代6位タイとなった。
対するボーンマスは前半37分、カウンターからセメニョが左サイドを攻め上がると、その外側をオーバーラップしてきたDFミロシュ・ケルケズがグラウンダーのクロスを配球。ファーサイドから走り込んだMFデイビッド・ブルックスが左足ダイレクトで突き刺した。だが、副審がここでフラッグアップ。ブルックスの飛び出しにオフサイドがあったとして、ゴールは認められなかった。
そのまま迎えた後半もボーンマスが勢いよく入り、4分にさっそくビッグチャンス。FKからセメンヨがペナルティエリア内でタメを作り、戻したパスをブルックスが縦につけると、MFライアン・クリスティーのスルーパスに再びセメンヨが抜け出した。だが、ここはGKアリソン・ベッカーが完璧な出足でスーパーセーブ。リバプールの守護神が同点の危機を救った。
さらにボーンマスは後半25分、交代出場のMFマーカス・タバーニアーのカットインシュートが左ポストを直撃すると、跳ね返りを拾って無人のゴールを狙ったMFジャスティン・クライファートのシュートがまさかの枠外。またしても決定機を活かすことができない。
すると後半30分、リバプールのエースがまたしても結果を出した。カウンターからFWルイス・ディアスが持ち上がり、中盤の高い位置でMFカーティス・ジョーンズが絡むと、右サイドにパス。これを受けたのはサラー。角度のないところから左足コントロールショットで打ち抜き、2-0とした。
その後もボーンマスはFWダンゴ・ワッタラやセメニョが猛攻を展開したが、決定力だけが足りず、ノーゴールのまま時間が過ぎていく。一方のリバプールは後半43分、サラーに代わって遠藤がピッチに立つと、ショボスライが右ウイングに回り、遠藤はインサイドハーフのポジションを担当。そのまま守備固めに成功したリバプールが難敵ボーンマスに12試合ぶりに土をつけ、首位独走態勢をキープした。
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