【ヤクルト】4連敗でリーグ最速30敗&ワースト借金「16」同点8回小澤が2者連続被弾3失点 吉村6回2失点粘投、赤羽同点打も霧散
■プロ野球 DeNA 5-2 ヤクルト (31日 横浜スタジアム) ヤクルトはDeNAに競り負け、今季3度目の4連敗でセ・リーグ最速の30敗に到達。6カード連続の負け越しで借金もワーストの「16」となり、5位・中日とのゲーム差も6に広げられた。2-2の同点で迎えた8回裏に3番手・小澤が3番・佐野、4番・牧に2者連続アーチを浴びるなど3点を奪われ力尽きた。打線は2点差を追いつくも、18日・DeNA戦から11試合連続2得点以下と停滞が続いている。 スタメン野手は山田がベンチ、1番ショート・北村拓、2番サード・茂木、3番ライト・澤井、4番ファースト・オスナ、5番レフト・内山、6番センター・岩田、7番セカンド・赤羽、8番キャッチャー・中村悠のオーダーを組んだ。 DeNAの先発・石田裕に1回、北村拓が四球を選ぶも、茂木が二ゴロ、澤井は空振り三振に倒れると、北村拓の盗塁も失敗に終わる三振ダブルプレーで3人で終了。 先発・吉村は今季7度目の登板、2勝2敗、防御率3.23。前回の24日・巨人戦(東京D)は6回5安打2失点で勝ち負けつかず。DeNA戦は今季初登板、昨季は4試合に登板し2勝1敗、防御率5.68だった。 初回、桑原、オースティンを内野ゴロに打ち取り2死も、佐野にセンターへの二塁打を浴びると、牧に左前適時打を浴び0-1。さらに宮﨑に左前安打、松尾にライトへの適時二塁打を浴び0-2。なおも2死二、三塁で度会には四球で満塁にされるも、石上を二ゴロに打ち取る。 打線は2回は三者凡退に抑えられるも、3回に先頭の赤羽が相手ショート・石上の悪送球で出塁。中村はランエンドヒットで中前安打を放ち、一、三塁と好機を広げると吉村に犠打が併殺になる間に1点を返し1-2。 さらに4回には1死からオスナが左前安打、内山が四球でつなぎ一、二塁。岩田は右飛で2死となるも、赤羽が二遊間を破る中前適時打を放ち2-2の同点に。さらに中村悠は四球で満塁となるも、吉村は空振り三振に終わる。 吉村は2回、3回は三者凡退に抑えると、4回も松尾を右飛、度会、石上から2者連続空振り三振に斬り三者凡退に抑える。 5回は先頭の9番・石田裕に右前安打、1死からオースティンに四球を出すと、佐野を左飛で2死とするも、牧に内野安打を浴び満塁のピンチ。それでも5番・宮﨑を遊飛に打ち取り、勝ち越し点は与えず。 打線は6回、2死無走者から岩田が右前安打を放つと、赤羽のところで岩田が二盗を決めると、赤羽は四球でつなぎ一、二塁。ここでDeNAは2番手・坂本をマウンドに送ると、中村悠は左飛に倒れ勝ち越せず。 直後の6回裏は吉村が三者凡退に抑え、7回に代打を出され降板。初回2死から4連打を浴びるも、2回以降は得点を与えず6回100球、7安打、2四球、3奪三振、2失点で降板。 7回表は2死から茂木が四球、澤井がフェンス直撃の二塁打を放ち二、三塁とするも、オスナが二飛に倒れる。 7回は2番手・星が代打・梶原、1番・桑原、2番・オースティンを退け三者凡退に抑える。 しかし8回、3番手・小澤が先頭の佐野に1ボール2ストライクと追い込むも、真ん中に入った直球を右翼席へ運ばれる2号ソロを浴び2-3。さらに続く牧にも2球目の変化球をバックスクリーンへ運ばれる10号ソロで2-4。宮﨑には四球を出し、代走・三森に二盗を許すと、松尾を一邪飛に打ち取るも、度会にライトへの二塁打を浴び2-5。小澤はここで降板し、4番手・丸山翔が後続を断った。 9回裏は伊勢に対し、追いつくことができずゲームセット。小澤が3敗目。