【これまでの経緯】フランス各地の高校で“抗議デモ”が激化 一部が暴徒化 19世紀築のリモージュ市庁舎がほぼ全焼 5000人以上の逮捕者やけが人続出
フランス全土のデモで歴史的建造物への放火など混乱が広がり、およそ1200人が拘束・逮捕されました。
▼「教室の椅子が足りない」フランスで高校生デモが激化する背景とは 政治的思惑と警察の衝突が生む“負の連鎖”もデモに乗じた破壊行為で混乱 リモージュ市庁舎ほぼ全焼
フランスでは17日、物価高への抗議や教育環境の改善を掲げて全土でデモが行われ、労働組合などによりますと、参加者はおよそ80万人に達したということです。
一方、デモに乗じた破壊行為が各地でみられ、およそ1200人が逮捕・拘束され、警察官や憲兵およそ150人が負傷しました。
中部のリモージュではおよそ5000人のデモ参加者の一部が暴徒化し、19世紀に建てられた市庁舎が放火されました。
火は強風にあおられ急速に広がり、鐘楼や屋根が崩落するなどほぼ全焼したということです。
当時、建物内には職員や警察官らがいましたが、全員避難してけが人はいませんでした。
デモ隊の一部はパリなどフランス各地で暴徒化し、マルセイユで市庁舎の扉が破壊されたり、リヨンでは観光案内所が放火されました。
逮捕・拘束された参加者はおよそ400人に上っています。
マクロン大統領は17日、デモに乗じた破壊行為について自身のSNSで「私たちの共和国に、暴力の居場所はない」と非難しました。
また、「平和的に要求を訴えようとする人々の声を妨げる『混沌をもたらす者たち』に一丸となって立ち向かう」と強調しました。
(2026年10月18日 配信)
アルバニアでも学生らが抗議デモ 学費削減やラマ首相の辞任求め
フランスなどで高校生によるデモが相次ぐなか、バルカン半島にあるアルバニアでも教育環境の改善を求めて学生たちが抗議デモを展開しています。
現地メディアによりますと、アルバニアの首都ティラナでは15日、数百人規模の学生らが街頭に出て教育予算の増額などを訴えるほか、高額な学費や物価高を理由にラマ首相の辞任を求めています。
学生らの抗議デモは13日から続いていて、一部の参加者が暴徒化し、教育省に火炎瓶を投げて火を放ち、さらに財務省の扉を壊したり、警察官に向かって石を投げたり花火を打ち込んだりしたということです。 機動隊は放水車や催涙ガスで制圧を進めていますが、多くの負傷者が出ていて緊迫した状態が続いています。
ラマ首相は15日、辞任を否定し「政権交代はデモではなく選挙を通じて決定されるべきだ」と主張しています。
(2026年10月16日)
フランス各地で高校生らが一斉デモ 約45万人が参加
フランス各地で6日、教育環境の改善などを求めて高校生らが「一斉デモ」を実施しました。 参加者は45万人に上るということです。
パリ市内のデモ行進には高校生のほか、労働組合などの呼び掛けで多くの人が加わりました。 労働組合によりますと、フランス全土で約45万人がデモに参加したということです。
「成長させてくれる教育と、そのための予算や支援が必要だ」
(2026年10月7日配信)
デモ未実施の高校を若者が襲撃 手りゅう弾で片手失う生徒も
フランス・パリにある高校が5日、若者の集団に襲撃されました。襲ったのは生徒ではなく、この高校では教育環境の改善を求める抗議デモは実施されていませんでした。
パリ市内の高校で5日午前8時ごろから9時半までの間に、合わせて3回、15人ほどの若者の集団が押し寄せて破壊行為を繰り返しました。 当時、校内には生徒約100人と教職員30人がいましたが、けがはありませんでした。
フランス各地で教育環境の改善を求めた抗議デモが激化するなか、この高校では一度も実施されていませんでした。 安全確保のため急きょ休校となり、校長は「生徒らの抗議運動に乗じた暴力で、極めて悪質だ」と非難しています。
また、北部のランスでは5日朝、高校の門を封鎖していた生徒らの集団に対し、警察官が抗議活動を抑えるために手りゅう弾を使ったところ、1人の男子生徒の至近距離で爆発しました。 男子生徒は片手を失う重傷です。
手りゅう弾の使用状況に違法性がなかったかなどについて、国家警察監察総監が捜査しています。 (2026年10月6日配信)
デモ巡り…逮捕・拘束5000人超 400校休校 過酷な教育環境に不満
フランスでは先月から各地で、過密なクラスや教員の不足など、教育環境の不満を訴える生徒らが抗議デモを行っていて、校門の封鎖や休校措置が続いています。
先月28日以降に逮捕・拘束された人の数は、5000人以上だということです。 フランスでは2日時点で、全体のおよそ10分の1にあたる400校が休校になっています。
「反移民」など掲げる政党への反発を訴える若者もデモ参加 警察官に花火が撃ち込まれる
2日朝、パリ市内の複数の高校でゴミ箱や自転車に火が付けられ、校門や階段、窓ガラスなどが焼ける被害が出ました。
ここ数日は高校生に限らず、「反移民」などを掲げる政党への反発を訴える若者も現れ、一部の地域では警察官に花火が撃ち込まれるなどデモが激化しています。
2日時点で逮捕・拘束された人の数は約2000人に上るということです。 (2026年10月2日配信)
デモ過激化…放火や破壊行為受け休校も 1000を超える学校がデモの影響受ける
フランス北部のリールでは1日、複数の高校で過密なクラスや教員の不足などを訴える生徒らが校門を封鎖し、抗議デモを展開しました。 一部の高校ではゴミ箱への放火や信号機を壊すなどデモが過激化していて、安全確保のため休校やオンライン授業への切り替えを余儀なくされています。
フランス全土ではこれまでに1000を超える学校がデモの影響を受けていて、合わせて1900人以上が逮捕・拘束されています。
運動を主導する「高校生組合」は6日にも全国規模の行動を呼び掛けていて、大学に波及することも懸念されています。 (2026年10月1日配信)
フランスで高校封鎖拡大 逮捕者も 国内約340カ所で生徒らが教育環境改善求めて抗議
フランス各地の高校で生徒や教師らが教育環境の改善などを求めて抗議デモを行い、逮捕者も出ています。
パリ郊外の高校では29日、生徒と教師ら数百人が学校設備の老朽化や教員不足の改善などを求めて抗議デモを行いました。
「生徒2000人に対して看護師が1人しかいませんし、スクールソーシャルワーカーもいません。トイレットペーパーすら手に入らない状態です」
フランス国内では29日、およそ340カ所で同様の抗議が行われ、生徒や職員など10人がけがをして、440人が拘束されたということです。
また、同じ日にはフランス各地で公務員によるデモやストライキも起きていて、高校生の抗議活動と連動する形で政府への要望や不満を訴えました。 (2026年9月30日配信)