キーウで激しい爆発、ゼレンスキー氏がロシアの「大規模」攻撃に警鐘を鳴らした数時間後
ロシアの攻撃中、ドローンが直撃した建物の消火に当たるウクライナの消防士たち=2日未明/Roman Pilipey/AFP/Getty Images
キーウ(CNN) ウクライナの首都キーウで1日夜から2日未明にかけ、激しい爆発が相次いだ。ウクライナのゼレンスキー大統領はこの数時間前、情報機関のデータからロシアが「大規模」な夜間攻撃を計画していることがうかがえると警鐘を鳴らしていた。
キーウの当局者によると、ロシアからウクライナに向けて弾道ミサイルやドローン(無人機)が発射され、住居ビルが損傷や炎上した。少なくとも1人が死亡した。
キーウのクリチコ市長は、一連の攻撃後、少なくとも11人の負傷者が病院に搬送されたと明らかにした。
倒壊した9階建てのビルの下に人々が閉じ込められており、救助隊が現場へ急行しているという。
クリチコ氏はこれより前、救急車の拠点が攻撃を受け、医療従事者が負傷したと明らかにしていた。
ゼレンスキー大統領は1日、住民に「特別の注意を払って」空襲警報に耳を傾けるよう求め、ロシアのプーチン大統領は「かねてウクライナに対する大規模攻撃を準備」してきたと警告。X(旧ツイッター)への投稿で、「今夜私たちが直面している脅威はまさにそれだ」と指摘した。
一部の住民は避難場所を求めて地下鉄の駅に詰めかけ、現地時間午後8時ごろから警報が鳴り始める中、長い夜に備えた。
ウクライナはここ1カ月、ロシアに対して前例のないドローン攻撃を仕掛け、長距離ドローンでエネルギーインフラを狙ってきた。これについてゼレンスキー氏は、ロシア政府に戦争終結を迫るための重要戦略と位置づけている。
先週の1夜だけで、ロシアは12地域で660機のドローンを撃墜したと報告した。2022年にロシアが全面侵攻を開始して以来、ウクライナによる攻撃としては最大規模になった。
キーウ中心部では6月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)世界遺産に登録されているペチェールシク大修道院が炎上していた。