サッカー日本代表と対戦! ブラジル代表、最新メンバー市場価値ランキング1~5位。トップに立ったのは?

 サッカー日本代表は14日、キリンチャレンジカップ2025(国際親善試合)でブラジル代表と対戦する。言わずと知れたサッカー王国には、いまどんな選手が揃っているのか。今回は、ブラジル代表の最新メンバーを『transfermarkt』が算出した最新市場価値ランキングの形で紹介する。※成績は11日時点のもの[1/5ページ]

5位:マテウス・クーニャ

【写真:Getty Images】

生年月日:1999年5月27日(26歳) 所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 最新市場価値:6000万ユーロ(約104.3億円) 25/26リーグ戦成績:6試合0得点0アシスト

ブラジル代表通算成績:16試合1得点2アシスト

 最新メンバーの市場価値ランキングで5位になったのは、1トップやトップ下、サイドまで幅広いポジションをこなせる万能型アタッカーのマテウス・クーニャだ。市場価値は6000万ユーロ(約104.3億円)を記録している。

 FCシオン時代のプレーぶりが注目されたクーニャは、その後にドイツへ渡り、ブンデスリーガを代表するアタッカーとして名を馳せた。

 2021年に加入したアトレティコ・マドリードでは大きなインパクトを残せなかったものの、2022/23シーズン途中にレンタル移籍で加入したウルヴァーハンプトンで調子を取り戻すと、今年7月にはマンチェスター・ユナイテッドに完全移籍。近年不振にあえぐ名門の救世主として大きな期待を受けている。

 ウルヴァーハンプトン加入後間もない2023年3月、クーニャの市場価値は今の半分の金額である3000万ユーロ(約52.2億円)だった。イングランド上陸後に一皮むけたのは間違いなく、クーニャはより完成度の高い選手になりつつある。

 ブラジル代表にはアンダー世代から招集され続けており、2021年の東京オリンピック(五輪)にも参加。本大会にてロナウジーニョの18得点を抜き、アンダー世代の歴代最多得点を塗り替えた。

 東京五輪でU-24ブラジル代表が金メダルを獲得できたのは、前線で様々な役割を担えるクーニャの存在が大きかったと言える。

 公式戦16試合(1得点2アシスト)に出場するなど、A代表でも着実に足場を固めているクーニャは、10月シリーズに臨む森保ジャパンの脅威となるに違いない。


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 サッカー日本代表は14日、キリンチャレンジカップ2025(国際親善試合)でブラジル代表と対戦する。言わずと知れたサッカー王国には、いまどんな選手が揃っているのか。今回は、ブラジル代表の最新メンバーを『transfermarkt』が算出した最新市場価値ランキングの形で紹介する。※成績は11日時点のもの[2/5ページ]

4位:ガブリエウ・マガリャンイス

【写真:Getty Images】

生年月日:1997年12月19日 所属クラブ:アーセナル(イングランド) 最新市場価値:7500万ユーロ(約130.4億円) 25/26リーグ戦成績:7試合1得点0アシスト

ブラジル代表通算成績:16試合1得点0アシスト

 最新メンバーの市場価値ランキングで4位になったのは、センターバック(CB)の位置で対人守備・ビルドアップ両面においてチームに貢献できるガブリエウ・マガリャンイスだ。

 市場価値はグンと上がり、7500万ユーロ(約130.4億円)を記録している。

 もはや、ガブリエウ抜きのアーセナル守備陣は想像できない。それほどまでにこのブラジル産CBのプレーは圧倒的だ。

 守備時の「チャレンジorステイ」の判断は常に正確で、地上・空中戦ともに高い強度を誇る。

 しかも、先に述べたようにただ守る“だけ”ではなく、優れたパス技術で攻撃の起点にもなれるのだから、対戦相手からすればこれほど嫌な選手はいないだろう。

 アーセナル加入後の市場価値推移は、目を見張るものがある。移籍直後の2020年10月に2800万ユーロ(約48.7億円)だった市場価値は、2023年3月には5000万ユーロ(約87億円)を記録した。

 その後も上振れを続け、いまや7500万ユーロの値を付けるまでになった。これは世界のディフェンダーの中で6番目に高い金額であり、世界2位の価値を持つウィリアン・サリバ(8000万ユーロ〔約139.1億円〕)とのCBラインはアーセナルが誇る黄金コンビだ。

 もちろん、ガブリエウの重要度はブラジル代表でも全く変わらない。これまでに公式戦16試合(1得点)でCBを任されている。

 FIFAワールドカップ26 南米予選で大不振に陥ったセレソンが何とか5位で本大会出場を決められたのはガブリエウの獅子奮迅の働きがあったからこそだ。

 カルロ・アンチェロッティが今最も信頼を寄せているCBの1人であるのは間違いない。


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3位:ブルーノ・ギマランイス

【写真:Getty Images】

生年月日:1997年11月16日 所属クラブ:ニューカッスル(イングランド) 最新市場価値:8000万ユーロ(約139.1億円) 25/26リーグ戦成績:6試合2得点1アシスト

ブラジル代表通算成績:38試合2得点7アシスト

 最新メンバーの市場価値ランキングで3位になったのは、テクニックとタフネスさを併せ持つニューカッスルの“中盤の支配者”ブルーノ・ギマランイスだ。

 市場価値は、8000万ユーロ(約139.1億円)にのぼっている。

 ギマランイスのプレーを形容するのであれば、“モダン”という言葉が最も適切なのかもしれない。インテリジェンスにあふれ、正確なパスでリズムを刻んでチームを前進させていく。

 守ってはハードな寄せで対戦相手のキーマンを封じ、ピンチの芽を事前に摘み取ってしまう。

 ニューカッスルがゾーン撤退守備から高速ロングカウンターを繰り出すことができるのは、中盤のギマランイスが攻守のスイッチャーとして機能しているからだ。

 ブラジル代表でも、ギマランイスは公式戦38試合(2得点7アシスト)に出場するなど完全に主力の座を射止めている。

 FIFAワールドカップ26 南米予選におけるセレソンは息も絶え絶えに5位フィニッシュを遂げる大失態を演じたものの、ギマランイスの攻守両面のハードワークがなければ、さらに悲惨な結果を招いていたとしても不思議ではない。


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2位:ロドリゴ

【写真:Getty Images】

生年月日:2001年1月9日 所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン) 市場価値:8000万ユーロ(約139.1億円) 25/26リーグ戦成績:6試合0得点0アシスト

ブラジル代表通算成績:34試合9得点1アシスト

 最新メンバーの市場価値ランキングで2位になったのは、現代サッカーでは貴重種となった“ドリブラー”ロドリゴだ。

 8000万ユーロ(約139.1億円)もの市場価値を誇る変幻自在のアタッカーは、ブラジル代表の攻撃陣における“怖さ”の根源となっている。

 母国の名門・サントスで頭角を現したロドリゴに対し、強い関心を示したのはレアル・マドリードとバルセロナのスペイン2大巨頭だった。最終的にマドリーが獲得レースを制し、ロドリゴは2019年7月にエル・ブランコの一員となる。

 正式に契約を締結した直後の2019年8月、ロドリゴの市場価値は4000万ユーロ(約69.6億円)。今のちょうど半分の金額だが、18歳にして70億円近い市場価値が付いていたという事実がロドリゴの規格外の才能を物語っている。

 しかし、そんなロドリゴも2024/25シーズン後半は大いに苦しんだ。

 メンタル面の問題に悩まされ、現地時間2025年4月26日に行われたコパ・デル・レイ決勝のバルセロナ戦で、前半終了時に交代して以降、シーズン終了までピッチから遠ざかってしまう。

 そんな時、ロドリゴをサポートしたのが、当時マドリーの監督を務めていたカルロ・アンチェロッティだった。

 今年5月にブラジル代表の監督に就任した指揮官は、10月シリーズに臨むメンバーに復調したロドリゴを招集。苦悩の日々を乗り越えた教え子にチャンスを与える決断を下した。

 140億円近い市場価値を持つ男は、自らを信じ続けてくれた師匠の期待に応えることができるだろうか。


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1位:ヴィニシウス・ジュニオール

【写真:Getty Images】

生年月日:2000年7月12日 所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン) 市場価値:1億5000万ユーロ(約260.9億円) 25/26リーグ戦成績:8試合5得点4アシスト

ブラジル代表通算成績:42試合8得点7アシスト

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