ジャーメイン初弾の広島が公式戦開幕5連勝!! 横浜FMは今季初黒星、筑波大3年DF諏訪間がJ1デビュー
J1リーグは23日、第2節を各地で行い、サンフレッチェ広島が横浜F・マリノスを1-0で破った。今季、磐田から加入したFWジャーメイン良の今季初ゴールが決勝点となり、前日22日に試合を終えた清水、湘南に続いて開幕2連勝。他大会も含めれば開幕5連勝となった。一方の横浜FMはスティーブ・ホーランド新監督のもと、開幕未勝利(1分1敗)となっている。
広島はこれがJ1ホーム開幕戦。16日のJ1開幕節・町田戦(◯2-1)と同じスターティングメンバーを並べた。対する横浜FMは15日の開幕節・新潟戦から2人を入れ替え、MF井上健太とDF永戸勝也に代わってFW遠野大弥とDFサンディ・ウォルシュを投入。ウォルシュはこれがJ1リーグ戦デビューとなった。
試合は立ち上がりから局面局面で質の高いバトルが繰り広げられ、見応えあふれる展開。まずは前半21分、広島がDF佐々木翔のボール奪取から速攻を仕掛けると、MF田中聡の縦パスをFWジャーメイン良が落とし、MFトルガイ・アルスランの柔らかい縦パスに田中が抜け出した。だが、シュートはGK朴一圭の正面に飛んだ。
一方の横浜FMも前半23分、MF渡辺皓太のロングパスが左サイドの遠野に渡り、縦突破から鋭いクロスがゴール前に送られたが、FWアンデルソン・ロペスは佐々木と絡みながら合わせられず、ゴールには至らなかった。同44分にはMFジャン・クルードの浮き球パスがエリア内に入るも、A・ロペスに通らず。0-0のままハーフタイムを迎えた。
広島は後半開始時、MF東俊希に代わってスーパーサブ起用が続くMF菅大輝を投入。すると同3分、広島が試合を動かした。高い位置でプレッシングをかけた田中がFW植中朝日から奪い取ると、素早いパスからFW加藤陸次樹が抜け出し、ゴール前にパス。これに反応したジャーメインのシュートがDFジェイソン・キネーニョスのハンドを誘い、獲得したPKをジャーメインが決めた。
ジャーメインはこれが加入後初ゴール。J1リーグ開幕戦だけでなく、FUJIFILM SUPER CUP、AFCチャンピオンズリーグ2でもポストプレーや巧みなラストパスで多くのチャンスに関わっていたが、ついにストライカーとして大事な結果を出した。対する横浜FMは後半12分、FWヤン・マテウスのスルーパスに抜け出したDF松原健のクロスが相手に上がって跳ね上がり、エリア内で植中がボレーシュートを放ったが、これはGK大迫敬介の正面。広島は同17分、アルスランに代わって公式戦3試合連続ゴール中の明治大出身ルーキーFW中村草太を投入した。
ビハインドが続く横浜FMは後半29分、4枚替えで井上、FWエウベル、MF鈴木冬一、MF天野純を投入。同42分には筑波大3年次在学中のDF諏訪間幸成が投入され、これでJ1リーグデビューを果たした。その後は横浜FMが猛攻を仕掛けたが、広島の守備陣が上回ってタイムアップ。広島がJ1タイトル奪還へ今季公式戦5連勝を果たした。
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