マツダ「最高級セダン」は超パワフルな“ロータリーエンジン”搭載! カクカクデザイン採用の“異色すぎる”大型フラッグシップ車「ロードペーサー」がスゴイ!

マツダはかつて「ロータリーエンジンを搭載したショーファードリブンカー車」をフラッグシップモデルとして販売していました。

マツダ「最高級セダン」はロータリーエンジン搭載!

 マツダが作った「ロータリーエンジンを搭載したショーファードリブンカー車」があったと聞くと、驚く人もいるでしょう。

 しかもそのクルマは、オーストラリアの自動車メーカーとの合作という驚くべきクルマでした。

マツダ「最高級セダン」はロータリーエンジン搭載!

 1960年代中盤には、日本の各自動車メーカーで「法人・要人向けの最上級車」を作ろうという動きがありました。

 その流れに乗って、日産は1965年に初代「プレジデント」を発売。トヨタも初代「センチュリー」を1967年に発売しています。

 そして、世界に負けないショーファードリブンカーをつくろうという動きは、マツダにもありました。

 こうしてマツダが生み出した最高級セダンが「ロードペーサー」です。

 しかしトヨタや日産はゼロから独自の最高級車を作るための資金が潤沢にありましたが、残念ながらマツダはそうではありませんでした。

 そこで、オーストラリアの「ホールデン」(親会社はアメリカの「GM」)が発売していた「Premier sedan(プレミア セダン)」をベースに開発することにしたのです。

 なぜオーストラリアメーカーだったかというと、同国はイギリスと縁が深かったため、クルマが日本と同じ右ハンドル仕様になっているなど、都合が良かったためです。

 こうしてプレミア セダンのボディが日本に輸出され、マツダが誇る13B型ロータリーエンジンを搭載し、最高出力135馬力・最大トルク19.0kgmを発揮。

 トランスミッションには「日本自動変速機」(現「ジヤトコ」)製の3速ATを組み合わせていました。

 ボディサイズは、全長4850mm×全幅1885mm×全高1465mmとなっており、北米市場では中級サイズにあたる大きさですが、1970年代の日本では十分に大型車です。

 またプレミア セダンはドアミラーなのですが、ロードペーサーは日本市場に合わせてフェンダーミラーに変更し「MAZDA」のロゴがフロントに誇らしく取り付けられています。

 こうして完成したロードペーサーは、先述のように「オーストラリアメーカーと日本メーカーのコラボ」という、現在では考えられないような取り合わせで、そのうえ搭載しているのがロータリーエンジンという異色中の異色というクルマでした。

 ロードペーサーは1975年に発売されましたが、車両価格が371万円から386万5000円とかなり高価なこともあり、1975年から1977年で販売台数はわずか800台と伸び悩み、残念ながら1977年で生産終了となりました。

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