日本橋再開発の新街区「東京ミッドタウン日本橋」 コレドも統合・改称

外観イメージ(中央通り北西方向から)

三井不動産と野村不動産は、再開発を進めている日本橋一丁目中地区の街区名称を「東京ミッドタウン日本橋」に決定した。開発エリアは3街区で、最高52階建て、高さ約284mの複合施設が、26年9月末に竣工、27年秋にグランドオープンする。

「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」として進められているプロジェクトで、日本橋川にかかる「日本橋」および「江戸橋」の目の前に位置する。計画地に隣接する永代通り側に、低層階で「COREDO(コレド)日本橋」を展開する「日本橋一丁目三井ビルディング」があるが、これも東京ミッドタウン日本橋の街区に含める。コレド日本橋は改称し、東京ミッドタウン日本橋の商業ゾーンとしてリニューアルする。日本橋一丁目三井ビルディングは通称「サウス」となる。

位置図
開発が進められている東京ミッドタウン日本橋の足元に日本橋川にかかる日本橋がある(25年6月撮影)
日本橋一丁目三井ビルディング、低層階はコレド日本橋(24年8月撮影)

「東京ミッドタウン」ブランドは、六本木、日比谷、八重洲に続く4つ目。日本橋ではオフィス、商業施設、ラグジュアリーホテル、賃貸住宅、MICE施設といった都市機能を整備する中で、日本橋ならではの歴史性と未来志向を融合させ、働く・集う・滞在する・住まうといった多様な都市活動を高度に統合するとしている。

再開発エリアはA・B・Cの3街区で、現在の日本橋一丁目三井ビルディングをD街区として、計4街区で構成する。C街区に地上52階・地下5階、高さ約284mのメインタワーを建設。街区名称決定と合わせて、メインタワーの建物名称を「日本橋野村三井タワー(通称:ザ タワー)」に決定した。

各街区概要

ザ タワーでは、オフィス、商業施設、ホテル、賃貸住宅、MICE・ビジネス支援施設を展開する。

オフィスは10階~20階の低層部と22階~38階の高層部からなり、エリア最大級のフロアプレートを有するとしている。10階および21階には周辺の街を一望できる屋外スカイガーデンを設ける。

22階オフィススカイロビーイメージ
21階屋外スカイガーデンイメージ(昼景)

商業施設は地下1階~地上3階で展開。隣接する日本橋一丁目三井ビルディングと地上2階・地下1階で接続し、東京ミッドタウン日本橋として約20,000m2の一体の商業施設とする。

中央通り側からの低層部外観イメージ(夕景)
商業施設1階イメージ

ホテルは39階~47階に、ヒルトンが運営する最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」が27年秋に開業する。全197室の客室、3つのレストラン、ラウンジ&バー「ピーコック・アレー」、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える。

賃貸住宅は48階~51階に、ヒルトン最上級ブランドの名を冠したアジア太平洋地域初のレジデンス「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」を整備。総戸数71戸、専有面積約60m2~約430m2の住戸を計画し、ホテルサービスとの連携による特別な居住体験を提供するとしている。

50階ロビーラウンジイメージ
50階パーティラウンジ前テラスイメージ

MICE・ビジネス支援施設は5階~8階で、約1,500m2の2つのホール、計約1,400m2の12のカンファレンスルームを備える。株主総会や国際学会からコンサート・展示会まで幅広く対応するほか、ホテルと連携して宿泊・会議・交流を一体的に提供する。

MICEホールイメージ
MICEエリア屋外デッキイメージ(夜景)

A街区では、中央区指定有形文化財である1930年竣工の「日本橋野村ビルディング旧館」の外観を保存・活用し、低層部で商業施設を展開する。伝統と革新が共鳴する象徴と位置づける。規模は、地上4階・地下2階、高さ約33m。

B街区では日本橋川に開かれた、商業施設と48戸の住宅からなる複合施設「日本橋リバーサイドテラス」を整備。川と街が連続する回遊空間を形成し、日本橋ならではの水辺の魅力を高めるとしている。規模は、地上7階・地下2階、高さ約32m。

日本橋川沿い低層部外観イメージ(右からA街区、B街区)

D街区となる日本橋一丁目三井ビルディング地下1階~地上4階のコレド日本橋は26年10月をもって閉館し、27年秋に東京ミッドタウン日本橋の商業ゾーンとしてリニューアルオープンする。なお、日本橋室町エリアの「コレド室町 1/2/3/テラス」の名称は継続する。

鳥瞰イメージ(夜景)

東京ミッドタウン日本橋の所在地は、A街区が東京都中央区日本橋一丁目9番1号、B街区が東京都中央区日本橋一丁目9番2号、C街区が東京都中央区日本橋一丁目5番1号。区域面積は約3.0ha。

敷地面積・延床面積は、A街区が約1,370m2・約5,300m2、B街区が約2,060m2・約6,600m2、C街区が約15,560m2・約374,800m2

日本橋川周辺では5つの再開発計画が「日本橋リバーウォーク」の総称で進行しており、東京ミッドタウン日本橋は第1弾となる。日本橋リバーウォークでは、首都高速道路日本橋区間地下化事業と再開発事業が連携して広大な親水空間を創り出すことで、日本橋・八重洲エリアが東京の“水都”としての新しい顔となることを目指している。

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