イラン、米との核合意「引き延ばし」 核開発断念する必要=トランプ氏

トランプ米大統領は14日、イランが核開発プログラムを巡る米国との合意を意図的に遅らせていると非難した。写真は同日、ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 14日 ロイター] - トランプ米大統領は14日、イランが核開発プログラムを巡る米国との合意を意図的に遅らせていると非難した。さらに、核兵器開発を断念しなければ、イランは核施設に対する軍事攻撃に直面する可能性もあると警告した。

トランプ大統領は記者団に対し、イランが米国との協議を「引き延ばしていると思う」と語った。

イランが核兵器開発に「かなり近づいている」とした上で、「イランは核兵器という概念を捨て去る必要がある。イランが核兵器を持つことは許されない」と言明した。

米国の対応策にイランの核施設に対する軍事攻撃が含まれるかという記者からの質問に対しては「もちろんだ」と応じ、イランは厳しい措置を回避するために迅速に動く必要があると警告した。

米国とイランは12日、オマーンでイランの核開発プログラムに関する協議を行った。両国は「前向き」かつ「建設的」な内容だったと評価し、来週再開することで合意。関係筋によると、2回目の協議は19日にローマで行われる公算が大きい。

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