「LUNA SEA」ドラマーの真矢さん、脳腫瘍を発表 メンバーからは激励メッセージ

産経新聞の音声コンテンツの収録に臨むLUNA SEAの真矢さん=東京都新宿区(渡辺浩撮影)

人気ロックバンド「LUNA SEA」のドラマー、真矢さんが8日、バンドの公式サイトなどで、「脳腫瘍」と診断されたことを明らかにした。11月に開催するバンドのライブには代役を立て、9月にゲスト参加する地元神奈川でのイベントには車いすで参加するという。

真矢さんは報告で「先日めまいで倒れ、立てなくなってしまいました」と告白。「脳神経外科でMRI検査を受けたところ、右側頭部に腫瘍が発見され、脳腫瘍と診断されました。この先、放射線治療に臨もうと思っているところではあるのですが、もし炎症を起こした場合には動けなくなったり、演奏に支障が出たりすることが予想されます」とライブで代役を立てる理由を説明した。

真矢さんは2020年に大腸がんが発覚し、7回の手術と放射線療法を併用してバンド活動を継続してきたことを明かした。今年2月には結成35周年ツアーを実施した。

バンドメンバーは「真矢には何も心配せず、治療に専念してもらいたいと思っています。これまでどんな時も、LUNA SEAの屋台骨としてバンドを支えてきてくれた彼に、今後は僕たちが帰ってこられる場所を守る番です」とし、「5人とファンのみんなとで作ってきたこのバンドを、大切に守り続けていきます」とファンにメッセージを送った。

真矢さんとメンバーのコメント全文は次の通り。

LUNA SEAの関係者各位そして、ファンの皆さまへ

LUNA SEAの真矢です。いつもLUNA SEAを応援してくださり、ありがとうございます。僕から皆さまにご報告しなければならないことがあります。

2020年に大腸がんのステージ4 が発覚しました。ライヴ、その後のツアー中ではありましたが7回の手術と抗がん剤治療、放射線療法を併用してライヴを続行してきました。2025年2月に東京ドームで開催した結成35周年ツアーのグランドファイナルまで走り抜いてきて、活動はひと段落したのですが、先日めまいで倒れ、立てなくなってしまいました。

耳石がズレたと思いお医者さまに診てもらいましたが、回復が認められませんでした。脳神経外科でMRI検査を受けたところ、右側頭部に腫瘍が発見され、脳腫瘍と診断されました。

この先、放射線治療に臨もうと思っているところではあるのですが、もし炎症を起こした場合には動けなくなったり、演奏に支障が出たりすることが予想されます。

そのような状況から、11月8日(土)・9日(日)に開催する『LUNATIC FEST. 2025』は、僕自身が1番信頼を置いている淳士氏にドラムセットに座ってもらい、真矢の代理として叩いてもらいます。

僕にとっても、LUNA SEAにとっても、応援してくれるみんなにとっても、それが1番納得の行くベストな結論だと思っています。

快諾いただいた淳士氏に感謝いたします。そしてまた、ファンの皆さま、LUNA SEAのメンバーには多大なるご迷惑をおかけしますが、皆さま、今後ともLUNA SEAをよろしくお願いいたします。

いつかまたステージに復帰できる時まで、まずは死なないこと、そしてずっと希望を失わないことを約束します。またその時に、皆さん笑顔でお会いしましょう。

あ! たばこ祭には、秦野祭囃し社中の山車のところで車椅子で一緒に参加する予定です。楽しみにしています!9月27日(土)・28日(日)、僕たちの故郷・秦野でお待ちしています。

そして11月8日(土)・9日(日)ルナフェスでも、もちろんお待ちしております。

真矢/LUNA SEA

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以下メンバーより

皆様へ

真矢の病状について、本人からの言葉を受け取った皆さんも、きっと驚きや不安な気持ちでいっぱいだと思います。

でも、僕たち4人は何よりもまず、真矢には何も心配せず、治療に専念してもらいたいと思っています。これまでどんな時も、LUNA SEAの屋台骨としてバンドを支えてきてくれた彼に、今度は僕たちが帰ってこられる場所を守る番です。

ファンのみんなにも伝えたいのは──

真矢の居場所は、いつだってここにあるということ。

僕たちはずっと変わらず、真矢の帰りを信じて待っています。そしてその間も、5人とファンのみんなとで作ってきたこのバンドを、大切に守り続けていきます。

これからもLUNA SEAを、そして真矢を、どうか温かく見守っていただけたら幸いです。

RYUICHI SUGIZO INORAN J/LUNA SEA

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