話題株ピックアップ【昼刊】:メタプラ、エターナルG、大塚HD
■メタプラネット <3350> 1,580円 +239 円 (+17.8%) 一時ストップ高 11:30現在
メタプラネット<3350>がカイ気配スタートで一気に水準を切り上げている。東京でホテル事業を展開するが、最近はビットコインへの投資に傾注しており、仮想通貨関連の象徴株として市場の注目度が高い。前週末6日取引終了後、今年1月に開示したビットコイン計画を上方修正し、2027年末までに21万ビットコイン超の保有を目指すことを発表、これを材料視する買いを呼び込んでいる。同社株は株式需給面では貸株市場を経由した外資家証券手口による空売り残高が積み上がっており、この買い戻しの動きも上げ足を加速させている格好だ。■エターナルG <3193> 3,285円 +386 円 (+13.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
エターナルホスピタリティグループ<3193>が反発している。前週末6日の取引終了後に発表した第3四半期累計(24年8月~25年4月)連結決算は、営業利益が20億2500万円(前年同期比25.0%減)と減益で着地したが、アク抜け感から買いが流入しているようだ。既存店売上高が同5.1%増となったほか、新規出店による直営店店舗数の純増により売上高は338億2200万円(同9.4%増)となった。ただ、海外進出に伴う開業準備費用、賃金引き上げや店舗スタッフの充足率の向上による人件費の増加、政府による電気・ガス料金に関する支援の打ち切りによる光熱費の高騰などの影響で販管費が膨らんだ。なお、25年7月期通期業績予想は、売上高453億3500万円(前期比8.2%増)、営業利益30億3600万円(同6.5%減)の従来見通しを据え置いている。■大塚ホールディングス <4578> 7,364円 +586 円 (+8.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
大塚ホールディングス<4578>が大幅高で6日ぶりに反発している。前週末6日の取引終了後、子会社である大塚製薬が開発中の成人のIgA腎症治療薬シベプレンリマブについて、フェーズ3(VISIONARY)試験の中間解析結果を、現地時間6日にオーストリアのウィーンで開催された欧州腎臓学会(ERA)で発表。投与9カ月後の24時間尿におけるuPCR(尿蛋白/クレアチニン比)が、プラセボ群と比較して、統計学的に有意かつ臨床的に意義のある51.2%の減少を示したとしたことが好感されている。なお、同件による25年12月期業績予想への影響はないとしている。■テラスカイ <3915> 3,015円 +226 円 (+8.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率6位
テラスカイ<3915>が急騰、フシ目の3000円大台ラインを突破し、一時10.8%高の3090円まで一気に水準を切り上げた。米セールスフォース<CRM>や、アマゾン・ドット・コム<AMZN>が展開するAWS(アマゾンウェブサービス)のクラウド導入支援ビジネスで需要開拓を進め、業績は飛躍的な成長局面にある。NTTデータと資本・業務提携を締結し成長戦略に磨きをかける一方、量子コンピューター分野でも業界では先駆的存在。量子コンピューターのアルゴリズム開発を手掛けるQuemixを傘下に擁しており、Quemixは5月中旬にホンダ<7267>と共同で世界初の「量子状態を読み出す新技術」の開発に成功したことを発表し注目を集めた。前週末の米国株市場では量子コンピューターのシステム開発や関連アプリサービス開発を手掛けるD―ウェイブクアンタム<QBTS>が13%超の急騰をみせるなど量子コンピューター関連株に投資マネーが向かっており、東京市場でもこの流れに乗って、同関連最右翼のテラスカイやエヌエフホールディングス<6864>などが急動意する形となっている。■エクサウィザーズ <4259> 482円 +31 円 (+6.9%) 11:30現在
エクサウィザーズ<4259>は反発。前週末6日取引終了後、出光興産<5019>に対し、海外の原油を輸送する配船計画を高度化するオペレーションモデルと最適化システムを開発・提供したと発表した。4月から外航船配船のタンカーを対象に段階的に運用を始めているという。あわせて東京都中央区と生成AIの活用による業務効率化などの実証実験に関する連携協定書を締結したと発表。更に週明け9日の朝方、CRO(医薬品開発業務受託機関)事業を手掛けるイーピーエス(東京都新宿区)と共同で、AIによる診断系SaMD(ソフトウェア医療機器)の特徴を生かした開発効率の高い臨床開発スキームを構築したことを明らかにした。相次ぐリリースを材料視した買いが入っている。■ソフトバンクグループ <9984> 7,660円 +297 円 (+4.0%) 11:30現在
ソフトバンクグループ<9984>が3日ぶりに切り返す展開。直近上値の重い展開を強いられていたが、きょうは買い戻しの動きが活発化している。前週末の米国株市場では主要株価指数が揃って大きく上値を追い、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の上昇率が特に目立った。これを受け米ハイテク企業に積極投資するソフトバンクGにも目先買い戻しが先行している。傘下の英半導体設計アーム・ホールディングス<ARM>も前週末の米株市場で買われており、これも追い風材料となった。■アズーム <3496> 8,620円 +220 円 (+2.6%) 11:30現在
アズーム<3496>は堅調。前週末6日取引終了後、東京証券取引所の承認を受け、24~26日の間にグロースからプライムへ市場変更すると発表した。これを記念し、今25年9月期に記念配当80円を実施する。従来の普通配当40円とあわせ、年120円(前期25円)となる見通し。これが好感されている。なお、市場変更に伴い、5万1800株の新株式発行と11万8200株の自己株式処分、既存株主による43万株の売り出しを実施する。需給状況に応じて上限9万株のオーバーアロットメントによる売り出しも行う。■鶴見製作所 <6351> 3,505円 +40 円 (+1.2%) 11:30現在
鶴見製作所<6351>が3日ぶりに反発している。午前10時ごろ、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、好材料視されている。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。■日本駐車場開発 <2353> 245円 -1 円 (-0.4%) 11:30現在
日本駐車場開発<2353>は冴えない動き。前週末6日の取引終了後、25年7月期の連結業績予想について、営業利益を72億円から75億円(前期比16.1%増)へ、純利益を47億円から48億円(同6.0%減)へ上方修正し、これを受けて朝方は高く始まったものの、買いが続かなかったようだ。売上高は366億5000万円(同12.1%増)の従来見通しを据え置いたものの、子会社日本スキー場開発<6040>の運営施設でウインターシーズンの来場者数が想定よりも好調に推移したことが利益を押し上げるとしている。同時に発表した第3四半期累計(24年8月~25年4月)決算は、売上高284億4100万円(前年同期比13.3%増)、営業利益66億4700万円(同23.6%増)、純利益37億7000万円(同7.9%増)だった。スキー場事業の好調に加えて、国内駐車場事業、テーマパーク事業も増収増益となった。■モダリス <4883> 95円 +19 円 (+25.0%) 一時ストップ高 11:30現在
モダリス<4883>が急反発している。この日の寄り前、同社が開発を進める顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(FSHD)治療薬に関して、カナダに拠点を多くベンチャー・フィランソロピー(社会貢献)組織であるSOLVE FSHDと戦略的提携を締結したと発表しており、好材料視されている。この提携に基づき、SOLVE FSHDはモダリスが開発を進めるMDL-103の研究開発を支援するため、戦略的資金を提供するという。なお、同件による25年12月期業績への影響は軽微としている。■CAPITA <7462> 421円 +75 円 (+21.7%) 一時ストップ高 11:30現在
CAPITA<7462>が続急伸している。前週末6日の取引終了後、25年9月末日時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したことが好感されている。毎年3月末日及び9月末日時点で800株以上を保有する株主を対象に、株主限定の特設サイトでこだわりグルメ、スイーツや飲料類、銘酒、電化製品、選べる体験ギフトなど5000種類以上の商品と交換可能な株主優待ポイントを、保有株数に応じて5000~5万ポイント(年1万~10万ポイント)付与する。■CINC <4378> 651円 +100 円 (+18.2%) ストップ高 11:30現在
CINC<4378>はストップ高。前週末6日取引終了後、TikTokのアプリ内で商品を紹介・販売できるEC機能「TikTok Shop」の導入・運用支援を開始すると発表した。これまでのマーケティング支援で培ったデータ収集・分析、戦略立案、アカウント運用などのノウハウを活用する。これが材料視されている。■Liberaware <218A> 1,563円 +221 円 (+16.5%) 11:30現在
Liberaware<218A>が続急伸している。この日、6月13日夜放送予定のテレビ東京系経済ドキュメンタリー番組「日経スペシャル ガイアの夜明け」に出演することになったと発表しており、好材料視されている。番組は「インフラ危機に挑む」のテーマで、下水道管や橋梁などのインフラの老朽化などが取り上げられる予定。■エイチーム <3662> 1,263円 +177 円 (+16.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
エイチームホールディングス<3662>が急反発し年初来高値を更新した。同社は前週末6日の取引終了後、25年7月期の連結業績予想の修正を発表。今期の経常利益予想を従来の見通しから3億円増額し、13億円(前期比2.1倍)に引き上げた。連結子会社Paddleが暗号資産を保有していることも手伝って、関心が向かったようだ。各事業の利益進捗状況を業績予想に反映した。昨年11月以降、暗号資産価格が上昇傾向にあるなかで連結子会社のPaddleが保有する暗号資産に関し、営業外収益として暗号資産評価益の計上が見込まれるという。なお、今年1月末から4月末までの暗号資産価格の下落を受けて、同子会社は暗号資産評価損2億5600万円を計上している。経常利益予想以外は従来の見通しを据え置いた。 ●ストップ高銘柄エス・サイエンス <5721> 188円 +50 円 (+36.2%) ストップ高 11:30現在
EduLab <4427> 517円 +80 円 (+18.3%) ストップ高 11:30現在 ビート <9399> 525円 +80 円 (+18.0%) ストップ高 11:30現在 シリコンスタジオ <3907> 1,032円 +150 円 (+17.0%) ストップ高買い気配 11:30現在 など、6銘柄 ●ストップ安銘柄ispace <9348> 594円 -150 円 (-20.2%) ストップ安売り気配 11:30現在
以上、1銘柄 株探ニュース