新庄ハム63年ぶり開幕3連勝の立役者 光った24歳内野手の存在感「とんでもない成績残すんじゃ」

開幕4番の野村は圧巻の打撃を見せた(C)産経新聞社 新庄剛志監督率いる日本ハムが好調なすべりだしを見せている。 30日の西武戦(ベルーナドーム)に7ー5と勝利、引き分けなしの開幕戦からの3連勝は63年ぶりとなった。【動画】開幕4番の野村は2…

開幕4番の野村は圧巻の打撃を見せた(C)産経新聞社

 新庄剛志監督率いる日本ハムが好調なすべりだしを見せている。

 30日の西武戦(ベルーナドーム)に7ー5と勝利、引き分けなしの開幕戦からの3連勝は63年ぶりとなった。

【動画】開幕4番の野村は2本のホームランを放つなど、大暴れ

 勢いが止まらない。30日の試合で光ったのは開幕4番に指名された野村佑希だ。

 初回二死二塁、相手先発高橋光成から先制の適時二塁打を放つと、3回に1号3ラン、5回に2号2ランの大暴れ、この日は6打点を叩き出す圧巻の打撃を見せた。

 チームでは「ジェイ」の愛称で知られ、開幕4番を託した野村の成長は指揮官の新庄監督が強く願うところでもある。

 昨年は56試合に出場、打率・210、2本塁打、9打点と低迷。チームがリーグ2位と躍進する中、シーズン終盤の戦いでは存在感を示せず、不完全燃焼となった。

 潜在能力の高さは入団時から認められているロマン砲に対して、指揮官はあえて一発を求めず、常に二塁打を打つ意識で打席に入るようにと伝えている。

 新庄監督が指揮をとって3年、これまで万波中正、清宮幸太郎、水谷瞬含め、多くの選手の背中を押してきた。

 野村の本格覚醒はファンも強く求めており、30日の1試合2発には直後から「期待しています!」「とんでもない成績残すんじゃ」など、シーズン通しての安定した成績を求める声もあがっている。

 もちろん、野村も周囲の期待は十分わかっている。試合後のヒーローインタビューでは「1年終わってファイターズの4番ですといえるように、がんばりたいです」と言葉に力を込めた。

 今年こそチームの中心に居続ける、背番号5に引き続き、熱い視線が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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