【中日】今季初6連勝!甲子園で2年ぶり勝ち越し 髙橋宏9回126球4安打、自身3度目完封で3勝目 上林先制打&ボスラー、石伊追撃打
■プロ野球 阪神 0-6 中日 (16日 甲子園) 中日は24年4月5日~13日以来となる今季初の6連勝を7度目の完封勝利で飾った。これで借金5に減らし、23年7月15日~17日以来となる甲子園で2年ぶりのカード勝ち越しを決めた。 試合は6回、2死一、三塁から上林が阪神先発・才木の直球を捉える2点適時打で先制し、試合の均衡を破る。9回にはボスラー、石伊の適時打などで4得点を奪うビックイニングを作った。投げては先発・髙橋宏が9回4安打無失点の好投で阪神打線に三塁踏ませず。24年7月5日・広島戦(バンテリンドーム)以来自身3度目の完封で3勝目を挙げた。 先発・髙橋宏斗(22)は2勝8敗、防御率3.40で今季16度目の先発。阪神戦は今季4度目、0勝2敗、防御率5.29は対戦球団別で最も相性が悪く、5月2日・広島戦(マツダスタジアム)以降白星から遠ざかっている。 髙橋宏の立ち上がりは、初回を三人で退け、2回は2死から前川の打球が一塁ベースに直撃する内野安打を許すも小幡を二ゴロ。 3回は先頭の梅野に粘られた末11球目で右前安打を浴びたが、才木をスリーバント失敗に仕留め1死。続く近本に一、二塁間へライナー性の打球を浴びるもセカンド・田中が素早く捕球すると、塁を飛び出していた梅野を刺し併殺で切り抜けた。 スタメン野手は3番ライト・上林、6番ショート・山本、7番サード・板山に変更し、ブライト、佐藤はベンチスタート。 打線は阪神先発・才木に4回までパーフェクトに抑え込まれる。5回に2死から山本がフォークを右前へチーム初安打を放ったが、板山が初球で二ゴロに倒れ無得点。 それでも6回表、先頭の石伊が左前安打で出塁すると、髙橋宏が投前へきっちり犠打を決め1死二塁。岡林の二ゴロで三塁へ進むと、田中が四球で2死一、三塁とし、3番・上林がフルカウントから高めストレートを右中間へ適時二塁打を弾き返し、2-0と先制に成功。 髙橋宏は4回以降4イニング連続で三者凡退に抑えるパーフェクトピッチング。8回は2死から小幡に二内安打、暴投でこの試合初めて二塁に進まれるも梅野を空振り三振に斬った。 一方打線は7回、阪神2番手・岩貞に対し先頭のボスラーが右前安打で出塁も、山本が送れず1死。さらにボスラーが盗塁も試みたが失敗に終わるなど無得点。 8回は3番手・木下の前に三者凡退も9回表、1死から上林が左前安打、細川が右中間へ二塁打を放ち二、三塁とチャンスメイクすると、細川の代走・尾田を起用。そして続くボスラーが左前へ2点適時打を運び、4-0。さらに2死一、三塁から石伊が左前適時打で5-0。なお一、三塁で代わった4番手・早川のボークでさらに追加点をあげ6-0とした。 髙橋宏は9回のマウンドへ。1死から近本に中前安打も中野、森下を二ゴロに打ち取り試合終了。 髙橋宏は9回126球、被安打4、奪三振7、無四死球、無失点の内容で阪神打線に三塁踏ませぬ好投で5月2日・広島戦(マツダスタジアム)以来2か月ぶりの白星で3勝目(8敗)。また甲子園でプロ初勝利を挙げた。