トッテナム、“電光石火”の先制弾から3発白星! ノルウェー王者に先勝でEL決勝進出へ前進

 ヨーロッパリーグ(EL)準決勝・ファーストレグが5月1日に行われ、トッテナム(イングランド)とボデ/グリムト(ノルウェー)が対戦した。  リーグフェーズを4位で突破したトッテナムは、ラウンド16でAZと激突。接戦を制して8強入りを決めると、準々決勝ではフランクフルトを破ってベスト4に駒を進めた。所属するプレミアリーグで苦戦を強いられるトッテナム。それでもクラブ史上3度目の制覇を目指すELでは、各国の強豪をここまで順調に下している。対するは、PK戦の末にラツィオを撃破して準決勝進出を決めたボデ/グリムト。近年急激に力をつけ始めたノルウェー王者が敵地での一戦に臨む。 試合は、開始わずか37秒でトッテナムがスコアを動かす。左サイドからリチャーリソンがクロスを送り、ファーで待つブレナン・ジョンソンがヘディング。一度は相手にクリアされるが、イヴ・ビスマがこぼれ球を回収して二次攻撃に移行する。バックパスを受けたペドロ・ポロが右サイドからクロスを入れると、大外のリチャーリソンが頭で折り返しを供給。最後はB・ジョンソンがヘディングでネットを揺らし、トッテナムが先制に成功した。  その後もトッテナムがゲームの主導権を握り、34分に大きな追加点をマーク。自陣でボールを奪ったミッキー・ファン・デ・フェンがGKに下げ、そこから素早くパスを繋いでカウンターに転じる。P・ポロが右サイドをフリーの状況で運び、ハーフウェーライン付近から前線にフィードを供給。最終ラインの背後に抜け出したジェームズ・マディソンが華麗なトラップでボールを収めると、右足で冷静に流し込んでリードを2点に広げた。  さらに58分、トッテナムが敵陣右サイドでフリーキックを獲得。相手のクリアボールがボックス内での空中戦を生み、クリスティアン・ロメロがフレドリク・シェヴォルに右足を蹴られてピッチに倒れ込む。VARの介入により、トッテナムがPKをゲット。キッカーを務めたドミニク・ソランケが落ち着いて沈め、ホームチームが3点目を挙げた。  しかし、ボデ/グリムトのキックオフからプレー再開直後の65分にマディソンが負傷。デヤン・クルゼフスキとの交代を余儀なくされた。75分にはソランケも左足を痛めて交代となってしまう。一方のアウェイチームは、83分に鮮やかな個人技からウルレク・サルトネスが反撃の1点を奪取。結局、そのまま試合は3-1で終了し、トッテナムが先勝を掴み取った。セカンドレグは8日にボデ/グリムトのホームで開催される。 【スコア】
 トッテナム 3-1 ボデ/グリムト 【得点者】
 1-0 1分 ブレナン・ジョンソン(トッテナム) 2-0 34分 ジェームズ・マディソン(トッテナム) 3-0 61分 ドミニク・ソランケ(PK/トッテナム) 3-1 83分 ウルレク・サルトネス(ボデ/グリムト)

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