タイ首相、銃規制強化を表明 バンコク近郊の銃撃で8人死亡

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画像説明, タイのアヌティン・チャーンウィラクン首相(中央)は、より厳格な銃規制法を導入すると表明した。画像は、銃撃があったバンコク北郊ノンタブリーのデブシリン・スクールに到着した首相と、プラサート・ジャンタラルアン・トーン教育相(左)

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タイの首都バンコクの郊外にある学校と住宅で7日に発生した銃撃で、8人が死亡、22人が負傷したことを受け、アヌティン・チャーンウィラクン首相は同日、新たな銃規制法を導入すると表明した。

容疑者は、銃撃があったバンコク北郊ノンタブリーのデブシリン・スクールに通う14歳の男子生徒。バンコク郊外の自宅で、同居する祖父母を殺害した後、学校へ向かい、教員らを銃撃した疑い。教員5人が死亡したほか、タイ・メディアによると、銃撃で負傷した生徒1人も死亡した。容疑者は自分を撃ち、死亡した。

アヌティン首相は事件後の会見で、公共の場での銃器携帯を制限する法律を導入する方針を示した。新法では、公務中の政府職員のみが銃を携帯できるようになるとしている。

タイ警察のタッサコーン・コントーン警察大佐は、事件で使用された銃と弾丸は容疑者の祖父が所有していたものだったと説明した。また、初動捜査の結果、容疑者の祖父の寝室で銃器を探した形跡が見つかったとした。

国内外の報道によると、この銃は合法的に登録されたもので、所持の許可も取得されていた。

タイは東南アジアで民間人の銃器所持率が最も高い国の一つで、民間人が所持する銃器は合わせて約1030万丁に上る。うち約400万丁は違法に所持されているとみられる。

同国には厳格な銃規制法があり、銃器の不法所持には最長10年の禁錮刑が科される。しかし、同法の執行には課題がある。

アヌティン首相は内務相時代に、銃器の新規許可証発行の一時停止や輸入制限など、数多くの銃規制措置を導入した。

首相は7日、この悲劇は「起きるべきではなかった」としたうえで、「犠牲者に対してだけでなく、このようなことが起きたことを申し訳なく思う。どうして我々の国でこんなことが起こり得るのか」と述べた。

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何があったのか

容疑者は7日午前5時ごろ、自宅で73歳の祖父と74歳の祖母を銃で撃ったとみられる。

タイ警察によると、祖父母は頭部を1発ずつ撃たれて死亡した。

祖父母を殺害した後、容疑者は銃と数十発の弾丸を持ってスクールバスに乗りこんだと、ロイター通信は報じている。

容疑者は午前8時30分から最初の授業を受け、午前9時20分から2時間目の授業にも出席していた。

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容疑者は2時間目の授業が始まってから約30分後に銃を取り出し、発砲し始めた。

最初に学校の6階で複数の教員を撃ち、3人を殺害したとみられている。

「その後、容疑者は階段を下りていき、状況を確認するため階段を上ってきた副校長と校長秘書と出くわした」のだと、デジャラピー・コンディー警察少将はロイター通信に語った。

警察が現場へ出動した際も、銃撃は続いていた。警察は午前10時40分ごろ、自らを撃った容疑者を発見したと、デジャラピー氏は説明した。

学校では5人が即死し、少なくとも23人が負傷した。その後、タイの公共放送とバンコク・ポストは、死者が1人増えて計8人になったと報じた。

動画説明, 銃声が響く中、教室で身をひそめる生徒たち(注意:つらい内容が含まれます)

タイ国家警察長官のキティラット・パンペット警察長官は記者団に対し、鑑識捜査の結果、銃撃犯がかなり正確に銃を撃ち、複数の弾丸が人体の急所に命中していたことが判明したと述べた。

首相は今回の襲撃について、「明確な手順と明確な目的」を持って「綿密に準備された」ものだったと述べた。

現地メディアによると、警察が容疑者の電子機器を調べたところ、アメリカの学校で発生した銃撃事件に関連する動画が複数見つかったとされる。

容疑者の親族は地元メディアに対し、容疑者は物静かで行儀の良い子だったと話した。

容疑者は暴力的なビデオゲームをして室内で過ごすことが多く、外出することはほとんどなかったと、容疑者のおじはタイメディアに語った。また、今回の事件を計画している兆候はなかったと付け加えた。

容疑者は、両親が離婚していたことから、祖父母と暮らしていた。

デブシリン・スクールは1885年にバンコクで創設された。現在は全国に分校を持つタイ有数の中等教育機関となっている。卒業生には外交官、複数の首相経験者、スポーツ選手など、タイの著名人が名を連ねている。

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