南海トラフや首都直下だけじゃない、超巨大地震が北海道で発生する!? 海底の地殻変動調査で わかった衝撃事実! 400年に1度のM9クラス!
15年前にマグニチュード(M)9の東日本大震災が発生し、10年前にはM7.3の熊本地震が起こった。そして今、M8クラスの南海トラフ地震発生の可能性が高まっているという。しかし、それだけではない。実は北海道でもM9の超巨大地震が起こるかもしれないという調査結果が出たのだ! どこにいても地震の脅威があることを忘れてはいけない! 【地図】北海道の陸地と海底の地殻変動の様子と地震空白地帯 * * * 【北海道沖の地殻が32mほど変形している!】 現在、マグニチュード(M)8クラスの揺れが起こる「南海トラフ巨大地震」の発生が懸念されている。また、首都機能がマヒし、死者1万8000人にも及ぶ「首都直下地震」も心配されている。しかし、大地震の恐怖はこのふたつだけではない。北海道にも超巨大地震発生の可能性が迫っているというのだ。 それはどんな規模で、どのような地震なのか? 調査を行なった東北大学災害科学国際研究所の富田史章助教に聞いた。 「北海道沖(千島海溝)では、約400年に1度の間隔で巨大地震が発生していることは、地質調査である程度わかっていました。 北海道の太平洋側の沿岸地域に、過去数千年間にわたり大きな津波が何回も来ていたことがわかる痕跡(津波堆積物)があるんです。 ただ、『その津波が本当に地震によるものなのか』『今後も地震が発生するのか』などについては、不透明な部分が多かった。そこで今回、私たちは千島海溝の地殻変動の様子を調査しました。 海溝型地震は、海のプレート(太平洋プレート)が陸のプレート(北米プレート)の下にどんどん沈み込んでいき、陸のプレートの端がそれに伴ってぐんぐん押されて変形していきます。そして、陸のプレートが変形に耐えられなくなってポーンと戻ったときに地震が起こります。 今、どれくらいプレートにひずみがたまっているかなど、地殻変動の様子は内陸部ならGPSで計測できますが、海中は電波が通らないので計測できません。 では、何を使って計測するかというと音波です。音で距離を測るための装置を海底に設置し、その海上まで船で行ったり、ドローンなどを飛ばして音波を出す。すると、海底の装置が返事をするのにかかった時間からお互いの距離がわかります。 船やドローンの位置はGPSでわかるので、このふたつを組み合わせると海底の装置の位置が特定できるんです。 私たちは、この観測装置を用いた海底観測点を3ヵ所に設置して、2019年から5年間計測を続けました。5年間でどれくらい海底の地殻変動が起きたかを調査したんです」