最新ニンテンドーダイレクト読み解き 「全てのゲームはSwitch 2に集まる」という任天堂の狙い #エキスパートトピ

Image:任天堂

昨夜配信された「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ 2026.2.5」では、「パワプロ」新作や「スーパーボンバーマン」から「FF7 リバース」「インディ・ジョーンズ」まで、実に多彩なタイトルが並びました。この時代やジャンルを超えた幅広さこそが、Switch/Switch 2らしさだと言えるでしょう。

今回のラインナップは「とりあえず新作を集めた」ような印象を受けるかもしれません。しかし、全体を眺めると、任天堂が今、何を重視しているのかというメッセージが浮かび上がるようにも見えます。

ココがポイント

パワフルプロ野球2026-2027 [Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ 2026.2.5]

任天堂株式会社

ベセスダのタイトルがNintendo Switch 2 に登場 [Nintendo Direct

バイオハザード レクイエム [Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ 2026.2.5]

エキスパートの補足・見解

とくに目立っていたのが、PS5やXbox向けマルチタイトルの移植です。「バイオハザード」シリーズや「インディ・ジョーンズ」などは既出タイトルではあるものの、いずれも「負荷の高いAAAタイトルでも、Switch 2への移植は順調に進んでいる」と改めて示す内容でした。加えて、カプコンやベセスダといった大手がそろい踏みした意義は大きいでしょう。

一方で、初代Switch対応タイトルが多く含まれていた点も見逃せません。Switch 2が普及途上にあり、メモリ価格の高騰など不確実性を抱えているなか、すでに1億5000万台以上が普及している初代Switchユーザーにも継続してソフトを購入してもらいつつ、Switch 2への移行を促す戦略は不可欠です。

さらに「ゴエモン」や「ドラえもん」といったレトロゲームが推されていた点からは、親子二世代にまたがる「家庭」への強い意識も窺えます。

また、初代プレステ専用だった「UFO」が「みんゴル」などに続いて登場することは、「全てのゲームは、ここに集まる」というメッセージを示唆している……と見るのは、さすがに深読みしすぎでしょうか。しかし、それだけの材料がそろっていたのも事実でしょう。

アニメライター/ゲームライター

京都大学法学部大学院修士課程卒。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。現在はGadget GateやGet Navi Web、マグミクスで記事を執筆中。

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