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芸能界を引退した元人気タレント・今泉佑唯(26)が“復帰”宣言で語った引退の理由「ドアノブをガチャガチャされて…身の危険を感じたんです」 〉から続く

3月29日放送のラジオ番組に出演する、元欅坂46の今泉佑唯(いまいずみ・ゆい)。約2年半ぶりの芸能活動再開となる彼女は、今どのような心境でいるのか。インタビュー中編では、芸能界復帰に至るまでの経緯や、フリーのタレントとして活動していくうえでの覚悟について語ってもらった。 

〈画像〉復帰宣言した”未婚のシンママ”今泉の選り抜きインタビュー写真

芸能界を引退しても「心が休まる瞬間はなかった」

――芸能界復帰を考えるようになったきっかけを教えてください。

今泉佑唯(以下、同) そもそも私は、記者さんに張り込まれたり、子どもを撮られたりしたことが理由で芸能界を辞めたんです。でも先ほどもお話ししたように、辞めたあとも解放感はまったくなくて、逆にすごく生きづらさを感じるようになってしまいました。

自宅の周辺に車が停まっていると気になってしまったり、カメラを構えている人を見るとビクッとしたり……。精神的なストレスがどんどん溜まり、何をしても休まらない時期がありました。

ただ同時に、一度表舞台に立ってしまった以上、記事や配信のネタにされない、自宅を特定されないというのは不可能だと気づいて。芸能界を辞めてもこんなに辛いのであれば、自分の人生を楽しく生きるほうが、自分にとっても子どもにとってもいいのではないかと思うようになりました。そこから、復帰を考えるようになったんです。

――復帰に際して、具体的にどんな仕事に挑戦したいですか?

私の立場から「これをやりたい!」と自分で言うのは、ちょっとおこがましいかなという気持ちもあるんですが……。でも、やっぱり舞台が大好きなので、芝居に関連するお仕事に携われたら嬉しいなとは思っています。

芸能界を引退してからも、昔お世話になっていた演出家の方に舞台鑑賞に誘われることが何度かあって。観客としていろんな舞台を観るうちに、「自分もあのステージに立っていたんだよな」「またやりたいな」と思う気持ちが、少しずつ強くなっていきました。

「今の自分が、皆さんにどう受け止められるのか」

――残酷なことを言うと、アイドル時代の今泉さんと、元パートナーのことがあって、ご出産もされた今泉さんでは、ファンの方の視線や考え方も違ってくると思うんですよ。今後、どういった道になると考えていますか?

もちろん、今までよりもずっと困難な道が待っていると思いますし、その覚悟もしています。アイドル時代のマインドではやっていけないとも思っていますが、あまり焦らずに、今の自分に何が求められているのかをしっかり見極めながら、周囲の方々とたくさん話し合いながら向き合っていけたらいいなと思っています。

というのも、私は性格上「これをやりたい!」と思ったら、突き進んでしまうところがあって……。

――それは元パートナーとの恋愛もそうだったわけですよね。

そうです。だから、多くの人に支えてもらっていることを認識して、ちゃんと周囲の意見を聞きながら、慎重に進んで行きたいと思っています。

――今後はフリーのタレントとして活動されます。事務所というある種の“後ろ盾”がなくなることに対して、不安はありますか?

立場が変わること自体よりも、これから自分がどうなっていくのか、未来がまだ見えていない部分があって、そこに対する不安はあります。あとは、今の自分が世間の皆さんにどう受け止められるのか。それはすごく気になる部分です。

――それは、元パートナーとの間に起きた過去の出来事を考えると、という話ですよね?

そうですね……。ただ過去に起きた一連の出来事に対しては、自分の中で「これが正解」という答えがあるものだとは思っていなくて。たぶん、間違いもなければ、正解もないんじゃないかと感じています。

それに実際のところ、自分が思っている以上に世間は自分に興味がないんじゃないか、という気もしていて。すべてをさらけ出したとして、それがどう受け止められるのか、どちらに転ぶのかわからないという不安はありますが。

批判の声に対しては「落ち込んでいる時間はない」

――3月29日(土)にはラジオへの出演が決まっているそうですね。その後の予定は?

ラジオ以外には、舞台のお話をいくつかいただいています。こうした機会をいただけるのは本当にありがたいことなので、復帰後は少しずつそういった仕事にも取り組んでいけたらと思っています。

――お金の面で、心配はないですか?

貯金がいくらあったら「お金がある」と言えるのかはわかりませんが、この2年半、自分の貯えだけでやりくりできるくらいの余裕はありました。とはいえ、やっぱり子育てにはお金がかかるので……。いつまでも貯金だけで生活できるわけではないので、具体的に何か動かないといけないとは、ずっと思っていました。

――芸能界引退後、たとえばセクシー系の仕事などに誘われることはあったのでしょうか?

なかったです!(笑) ただ、友人たちは結構心配してくれていたみたいで。周りからすれば、シングルマザーでどこまで資金的に生活が回せるのかわからないですよね。だから「ちょっと危ない道で、お金を稼ぐようになるんじゃないか」とすごく気にかけてくれていたそうです。

–––復帰に際して、きっとSNSなどでは非難の声も上がってしまうかもしれません。そこに対しては、どう考えていますか?

この2年半ぐらい表舞台から離れていたので、実際に活動を再開したらどういう気持ちになるかはわかりません。ただ、子どもがいるとSNSもあまり見なくなりますし、落ち込んでいる時間がないんですよ。

だから、もちろん批判やご意見に関しては丁寧に受け止めつつも、昔の私のように深く悩み続けてしまうことはないのかな、と思います。〈後編へ続く〉

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班撮影/松木宏祐

「子どもがアイドルやYouTuberになりたいと言ったらどうする?」未婚の“シンママ”今泉佑唯に子育て、元パートナーとの関係、これからの恋について聞いてみた 〉へ続く

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