“ながらスマホ”事故で息子を奪われた父が胸中を語る 新名神6人死亡事故の運転手「スマホを見ていた」
三重県の新名神高速の6人死亡事故で、起訴された運転手の女は「スマホを見ていた」と供述しています。10年前に“ながらスマホ”の事故で息子を亡くした父親が、胸の内を語りました。 過失運転致死の罪で起訴されたのは、広島県安芸高田市の大型トラック運転手・水谷水都代被告(54)です。 「スマホを見ていた」(水谷被告) 起訴状によると、水谷被告は3月20日、亀山市の新名神高速で、大型トラックの運転中にスマートフォンの画面に脇見をして、安全を十分に確認しないまま漫然と時速約82kmで運転。 約9m先に渋滞で止まっていた乗用車に気付いて急ブレーキをかけたものの、間に合わず衝突するなどし、6人を死亡させたとされています。 津地検は、水谷被告の認否を明らかにしていません。 水谷被告が勤務していた運送会社の社長が、9日に取材に応じました。 「安全管理をすべて見直している最中。スマホが今回の事故の原因でもあるので、再度徹底して社員に伝えていきたい」(水谷被告が勤務する運送会社社長)
“ながらスマホ”が原因となったとみられる、今回の事故。 NEXCO中日本によると、高速道路で発生する死亡事故のうち、約4割が前をよく見ていなかったことが原因だといいます。 「また“ながらスマホ”というところに憤りを感じる」 愛知県一宮市の則竹崇智さん(55)。 10年前、小学4年生だった息子の敬太くん(当時9歳)が下校中にトラックにはねられ、亡くなりました。 トラックの運転手はスマートフォンゲーム「ポケモンGO」をしながら運転していました。 また起きてしまった、“ながら運転”が引き起こしたとみられる痛ましい事故。 「もしあなたの家族がそんな理由で命を落としてしまったら、運転しているドライバーが加害者になったら、家族がどういう思いをするのか。いま一度しっかりと考えて、もし安易な気持ちでスマートフォンを使っているのであれば、すぐにその“ながらスマホ”をやめていただきたい」(則竹さん)