【ヤクルト】阪神に2戦連続の完封負け...借金ワースト“25” 打線わずか2安打、3回以降無安打 オスナけん制死 アビラ5回5失点5敗目
■プロ野球 ヤクルト 0-6 阪神 (29日 神宮) ヤクルトは阪神に2試合連続、今季11度目の完封負けで5カード連続の負け越し。20勝45敗3分となり今季ワーストを更新する借金「25」となった。 試合は先発のアビラが初回2死無走者から阪神3番・森下に左中間席への13号ソロを浴び0-1。2回から4回までは3者凡退に抑えていたが、5回に先頭からの3連打や自ら悪送球もあり4失点。一方の打線はわずか2安打、3回以降は無安打に抑えられ、三塁踏めず伊藤将に2年ぶりの完封勝利を献上した。 スタメン野手は1番センター・並木、2番サード・赤羽、3番レフト・内山、4番ファースト・オスナ、5番ライト・増田、6番セカンド・山田、7番キャッチャー・古賀、8番ショート・伊藤のオーダーを組んだ。 先発のアビラは今季6度目の登板、1勝4敗、防御率4.40。前回の19日・楽天戦(神宮)で6回5安打2失点(自責2)で負け投手。阪神戦は来日初登板。 立ち上がり、近本、中野を打ち取り2死から森下に左中間席への2試合連続13号ソロを浴び0-1と先制を許す。 打線は相手先発の伊藤将に対し、1死から25歳の誕生日を迎えた赤羽が右前安打を放つと、2死となるもオスナが四球でつなぎ一、二塁。しかし増田の打席でオスナが投手からのけん制球でアウトとなり攻撃終了。 2回は2死から古賀が中前安打を放つも伊藤が投ゴロに倒れる。3回はアビラ、並木が連続三振で2死から赤羽が四球で出塁も、内山が左飛で3アウト。 アビラは初回に森下に打たれて以降は、2回から4回まで3イニング連続で三者凡退に抑える。 しかし5回、先頭の5番・大山に初球を左前に運ばれると、続く前川にも初球を中前へ運ばれ無死一、三塁のピンチを招く。ここで7番・坂本に左中間フェンス直撃の適時二塁打を浴び0-2。なおも二、三塁で小幡は赤羽の好守で三飛に打ち取るも、9番・伊藤将のスクイズをアビラが素手で捕球し本塁へトスするも高めに逸れ点々とする間に2人が生還し0-4。さらに近本に中前安打を浴び一、三塁から中野にセンターへ犠飛を打たれ0-5。 アビラは5回を投げ78球、5安打、1死球、4奪三振、5失点(自責3)で降板。6回からは2番手で清水が登板し、先頭の大山に左前安打を浴びるも、前川、坂本を連続三振に斬ると、大山の盗塁も刺し追加点は与えず。 打線は4回、5回と三者凡退に終わる。6回は1番からの好打順も、並木が遊ゴロ、赤羽が中飛、内山が二飛に倒れ三者凡退。 7回裏はオスナが一飛、増田が見逃し三振で2死。山田は四球で出塁も、古賀は二ゴロと3回以降未だ安打は出ず。 直後の8回表にはこの日昇格の4番手・丸山翔が1死から佐藤輝に右翼席中段への20号ソロを浴び0-6。8回裏は続投の伊藤将の前に三者凡退。 9回裏は2年ぶりの完封を狙う伊藤将の前に得点奪えず試合終了。アビラは5敗目を喫した。